nakaya.tatsuya’s blog

NBA(マイアミ・ヒート)についてが多いですが、色々なことをつらつらと書いています。

NBA_マイアミ・ヒート観戦記(2020.9.28プレーオフCF#6)

ファイナルへ

前の試合ではファイナル進出へリーチをかけながらボストン・セルティックスに敗れてしまったマイアミ・ヒート

次こそは勝利しファイナルへ進出したいところ。

 

そのために基本となるのはやはりディフェンス。

少しずつセルティックスもヒートのゾーンに対応しています。

特にダニエル・タイスがかなり有効に機能している印象です。

ヒートはそこを封じることができるか。

 

そして外のシュート。

第5戦はまさかのスリーポイントの確率がまさかの10%台。

シューター陣の奮起が期待されます。

せめて30%台後半は決めたい。

 

あとはバム・アデバヨ。

前戦負けてしまったのは全て自分の責任だと、期待に応えられなかった言い切りました。

ジミー・バトラーはチーム全体の責任だとフォローしていましたが、アデバヨのそういうところが良いんですよね。

活躍してほしい。

 

セルティックスは土俵際で粘っている状態。

この緊張状態の中でヒートに比べて経験の浅い選手たちがどこまでやれるか。

ゴードン・ヘイワードはコンディションの問題もありますし、ジェイソン・テイタムは時間帯によってパフォーマンスに波があるように見えます。

ジワジワと厳しい状況に追いやられています。

 

それでは振り返っていきましょう。

 

対 ボストン・セルティックス

 

MIA 125-113 BOS

Q1 33-27

Q2 29-33

Q3 26-26

Q4 37-27

 

FG% 56.3%

3P% 48.1%

FT% 84.6%

アシスト 30

リバウンド 40

ティール 6

ブロック 2

ターンオーバー 12

 

見事に勝利!!!

ファイナル進出を決めました!!!!

 

試合の序盤からかなり重い展開。

お互いここまでの5戦で分析してきたお互いのやり方に対してバッチリ対策してきているな、という気合の入った守備を見せます。

しかし、前戦と違ったのはヒートの外からのシュートが決まっていたこと。

さらにはリングへのアタックも質が高かった。

要所でファストブレイクも。

食らいつかれて点差こそ広がりませんがセルティックスはファールも増え少しずつ追い詰められていきます。

 

そして勝負の第4クォーター。

ヒートは逆転を許し、一時6点差まで広げられてしまいます。

しかし、そこでズルズル引き離されないのがヒートの強さ。

強心臓でおなじみのヒロが連続得点で流れを変えてビハインドをひっくり返す。

そして第4クォーターは特にアデバヨが積極的にドライブでタイスを攻め立てます。

さすが今季スキルズチャレンジのチャンピオン。

元々ファールがかさんでいたこともあり、耐えきれなかったタイスは早いタイミングでファールアウト。

個人的にはここが勝負の分かれ目だったかと。

守備ではリムプロテクター、そしてオフェンスではゾーンを崩すクサビ役を果たしていたタイスがいなくなりセルティックスはリズムを失います。

タイスがいなくなった途端ゾーンディフェンスを繰り出すヒートにアウトサイドから打たされるセルティックスはシュートが決まらず、守備でもファールトラブルの選手が増え激しくいけず。

そのような状況でヒートの選手たちは着々と点差を広げて最終的には12点差をつけて勝利。

素晴らしい試合でした。

 

セルティックスはテイタムが第1クォーター0得点。

最終的には24得点しますが確率は上がらず。

43分出場して7リバウンド、11アシストをしていましたがエースとして支配的な印象ではありませんでした。

ヘイワードについても大事なところでのターンオーバーやイージーシュートのミスがあり、やはり試合勘は戻りきらなかったのかなと感じました。

 

個人のスタッツは以下の通り。 

活躍!

バム・アデバヨ(39分)

32得点、FG11/15(73.3%)、14リバウンド、5アシスト、1スティール、0ブロック、2ターンオーバー

 

ジミー・バトラー(39分)

22得点、FG8/19(42.1%)、FT6/7(85.7%)、2リバウンド、8アシスト、1スティール、0ブロック、1ターンオーバー

 

アンドレ・イグダラ(27分)

15得点、FG5/5(100.0%)、3リバウンド、1アシスト、3ポイント4/4(100.0%)、2スティール、0ブロック、0ターンオーバー

 

ダンカン・ロビンソン(33分)

15得点、FG5/8(46.7%)、6リバウンド、1アシスト、3ポイント5/7(71.4%)、1ターンオーバー

 

普通

タイラー・ヒロ(34分)

19得点、FG8/13(61.5%)、5リバウンド、7アシスト、3ポイント1/3(33.3%)、0スティール、0ブロック、5ターンオーバー

 

ゴラン・ドラギッチ(30分)

13得点、F4/111(36.4%)、3リバウンド、7アシスト、3ポイント2/5(40.0%)、1スティール、3ターンオーバー  

 

イマイチ

ジェイ・クラウダー(29分)

9得点、FG4/9(44.4%)、6リバウンド、1アシスト、3ポイント1/5(20.0%)、0スティール、2ブロック、0ターンオーバー

 

ソロモン・ヒル(5分)

0得点、FG0/0(0.0%)、1リバウンド、0アシスト、0ターンオーバー

 

アデバヨがかっこよすぎます。

前の試合の結果を受けてかなり気合は入っていたとはいえ、圧巻のパフォーマンスです。

EFFは両チーム最多の45。

攻守に渡りヒートの中心でした。

 

バトラーも安定の活躍。

バックス戦の初戦のような圧倒的な活躍は見せていませんが継続して仕事をしています。

 

そしてこの試合目立ったのはイグダラ。

ここにきてファイナルMVPも取得した勝負強さを見せつけました。

ずっと一桁得点だったのにこの試合では15得点。

スリーポイントは4/4。

さすがです。

 

ロビンソンも5/7と高確率でスリーポイントをメイク。

クラッチタイムで相手の心を折るシュートを決めたところは一皮むけたのかな、と期待が持てるプレーぶりでした。

 

少しだけ気になったのはヒロのターンオーバー。

オフェンスの勢いで帳消しにしている感はありますが、ファイナルでそれが通用するか。

ルーキーだからというのはヒロに失礼かと思うのであえて苦言を申したいなと。

 

さて

さて、素晴らしい展開で勝利を収めたヒート。

いよいよファイナルです。

一体どれだけの人がこのファイナルを予想していたでしょう。

ずっとヒートのファイナル進出を信じてきたファンとしては誇らしい気持ちでいっぱいです。

ホントに嬉しい。

 

しかし、まだ仕事は終わっていません。

ファイナルでロサンゼルス・レイカーズが待ち受けています。

レブロン・ジェームスとアンソニーデイビスのデュオは強烈。

周りを固める選手もタレント揃い。

ドラフト高順位の選手も多く、エリート軍団です。

個人的に一番怖いのは優勝請負人ダニー・グリーンですが。笑

 

そんなレイカーズを倒さないといけないヒート。

相手にとって不足なしです。

 

個々の選手の能力を見ると劣るかもしれませんが、ヒートのチームとしてのバランスとタフさは決してレイカーズに負けていません。

ヘッドコーチにはスポルストラもいますし、ゴッド・ファーザーのパット・ライリーもいます。

これは…勝てます!!

 

ファイナルの初戦は日本時間の10/1木曜日。

9時30分からの中継です。

いやー楽しみすぎます。

待ちきれませんね…!

 

それでは、一緒にヒートを応援しましょう!