NBA_マイアミ・ヒート観戦記(2020.10.1NBAファイナル#1)
いよいよ
前の試合でボストン・セルティックスを倒し、シリーズ4-2でカンファレンス・ファイナルを勝ち抜いたマイアミ・ヒート。
いよいよNBAファイナルに臨みます。
相手はロサンゼルス・レイカーズ。
言わずとしれた超強豪です。
レブロン・ジェームズはいまだにリーグのトップ選手ですし、アンソニー・デイビスとのデュオは強烈です。
その他にもドワイト・ハワードやラジョン・ロンドといったベテランも豊富。
カイル・クズマやアレックス・カルーソといった若手もハッスルしてきます。
タレント豊富、強い。
さらには経験もヒートとは桁違いです。
レブロンはもちろん、ロンドやダニー・グリーン、JR・スミスもリングを持っていますし、ハワードもファイナル経験者。
ヒートもユドニス・ハスレムやアンドレ・イグダラはリングを持っていますが、スタメンの選手はファイナル経験者すらいません。
というかローテーションの選手で経験があるのはイグダラだけ。
この差は特に初戦で大きくのしかかってきそうです。
あとはサイズ感。
ヒートはそれほど大きくないのに比べ、レイカーズはビッグラインナップが組めます。
アデバヨに頑張ってもらうしかありません。。
選手個々の能力では劣るかもしれません。
ドラフト順位での格差も凄いですし。。
しかし、チーム力で強豪を跳ね返し続けたヒート。
このシリーズでもそんな姿を見せてくれるはず。
それでは振り返っていきましょう。
対 ロサンゼルス・レイカーズ戦
MIA 98-116 LAL
Q1 28-31
Q2 20-34
Q3 19-28
Q4 31-23
FG% 42.7%
3P% 31.4%
FT% 78.6%
アシスト 23
リバウンド 36
スティール 4
ブロック 5
ターンオーバー 8
完敗でした…。
レイカーズ強い。
ヒートは固い。
試合開始の直後の5分くらいはヒートがレイカーズを圧倒。
一時は13点のリードを奪います。
しかし、KCPの3Pで何とか試合をつないだレイカーズはクォーター内で即座に修正。
ヒートのシュートは入らず、レイカーズのシュートはこれでもかというくらい入り続けて結局第1クォーターはレイカーズのリードで終わってしまいます。
ここでリードを保ちきれなかったのが痛かった。
立ち上がり上手くいきすぎて逆に浮足立っていたようにも。
第2クォーター、第3クォーターとヒートは流れを取り戻せず。
第3クォーター終了時点で26点差。
第4クォーターこそケンドリック・ナンの活躍もあり13点差まで追い上げます。
しかし、そこまで。
レイカーズに圧倒されたかたちとなりました。
個人のスタッツは以下の通り。
活躍!
ジミー・バトラー(33分)
23得点、FG8/13(61.5%)、FT8/13(61.%)、2リバウンド、5アシスト、2スティール、0ブロック、2ターンオーバー
ケンドリック・ナン(19分)
18得点、FG8/11(72.7%)、5リバウンド、2アシスト、3ポイント2/4(50.0%)、0ターンオーバー
普通
タイラー・ヒロ(30分)
14得点、FG6/18(33.3%)、4リバウンド、3アシスト、3ポイント2/8(25.0%)、0スティール、0ブロック、2ターンオーバー
アンドレ・イグダラ(25分)
7得点、FG3/7(42.9%)、5リバウンド、6アシスト、0スティール、1ブロック、1ターンオーバー
ケリー・オリニク(18分)
4得点、FG1/5(20.0%)、5リバウンド、4アシスト、2ブロック、1ターンオーバー
イマイチ
バム・アデバヨ(21分)
8得点、FG2/8(25.0%)、4リバウンド、0アシスト、0スティール、0ブロック、0ターンオーバー
ジェイ・クラウダー(24分)
8得点、FG4/8(50.0%)、4リバウンド、0アシスト、3ポイント4/7(57.1%)、0スティール、2ブロック、0ターンオーバー
ゴラン・ドラギッチ(14分)
6得点、F3/8(37.5%)、1リバウンド、3アシスト、3ポイント0/1(0.0%)、2スティール、1ターンオーバー
デリック・ジョーンズJr.(7分)
2得点、FG1/2(50.0%)、1リバウンド、0アシスト、1ターンオーバー
ソロモン・ヒル(18分)
4得点、FG2/6(33.3%)、3リバウンド、0アシスト、0ターンオーバー
ダンカン・ロビンソン(27分)
0得点、FG0/3(0.0%)、4リバウンド、0アシスト、3ポイント0/3(0.0%)、0ターンオーバー
バトラーが何とか20得点以上を記録しましたが、それに続いたのが途中出場のルーキーふたり 。
これではさすがに厳しい。
しかもドラギッチとアデバヨは怪我で途中欠場。。
ドラギッチについてはナンが活躍しているので何とかなるかもしれませんが、アデバヨが本来のパフォーマンスを発揮できないとなるとかなり厳しい。
今日もリバウンドは結局ヒートの36に対してレイカーズは54。
ヒートのシュートの確率が良くなかったとはいえこの差は大きい。
アデバヨが途中まで出場してこの差なのでもし最初からいないとなると…。
想像したくもないですね。
点差をつけられたときに追い上げるため期待された外のシュートも壊滅的。
今日はほとんどの選手が何をやっても上手くいかない印象。
その中で気を吐いていたバトラーも途中で足を捻ってしまい終盤はベンチに。
踏んだり蹴ったりの試合でした。
想定内
ファイナルの初戦を完敗したヒート。
経験からいってもこうなる可能性もあるかなと思っていたので想定内です。
むしろあれだけ点差が開いたのに第4クォーターしっかりとプレーしてレブロンやADをラスト2分くらいまでコートに残せたのは大きい。
シーズンが長引けばこういった積み重ねが効いてくるはずです。
手も足も出ない、といった印象で終わらなかったのはよかったなと。
きっとエリック・スポルストラはじめコーチ陣が必死にスカウティングして次戦はアジャストしてくることでしょう。
想定外なのは怪我。
主力3人がベストコンディションでないのはかなり厳しい。
ナンがここに来て活躍してくれたのはよかったですが、バトラーとアデバヨがどうなるか次第でシリーズの結果が大きく左右されそうです。
今日もベンチ陣が粘りは見せたので、いないから即負ける雰囲気になるとは思えません。
しかし、戦力ダウンは必須。
何とか戻ってきてほしいという思いと、悪化させてほしくないという思いのせめぎ合いですね。。
何はともあれ次の試合はやってきます。
切り替えるしかありません!
次戦は10/3土曜日、朝9時40分から中継があるようです。
どんな状況であれヒートらしく常に勝利を目指すプレーを見せてほしい。
ファンの一人として自分も常に勝利を信じて応援したいと思います。
それでは、一緒にヒートを応援しましょう!