八村塁観戦記(2020.3.9#63)
厳しい戦い
前の試合はアトランタ・ホークス相手に何とか勝利を上げたワシントン・ウィザーズと八村塁。
9日はホームに我らのマイアミ・ヒートを迎えます。
ヒートはここ5試合で4-1と調子を取り戻しています。
3日にはイースタン・カンファレンス首位のミルウォーキー・バックスにも圧勝しました。
特徴は何といっても固い守備。
トレードによりそのクオリティは更に上がっています。
ウィザーズのオフェンスは通用するでしょうか。
しいて言えばヒートはアウェーで弱いのでそこに隙が生まれたらウィザーズにもチャンスがあるかもしれません。
八村は前の試合久しぶりの一桁得点に終わりました。
リバウンドやディフェンスではしっかり貢献していますが、やはり得点はほしい。
試行錯誤を繰り返しているのだと思います。
シーズン終盤にむけて疲労によるパフォーマンスの誤差も生まれてきているはず。
その状況でもやれることをやって、チームに貢献するしかありません。
ちなみにヒート目線の記事はこちら。
それでは振り返っていきたいと思います。
対 マイアミ・ヒート戦
WAS 89-100 MIA
Q1 23-29
Q2 31-28
Q3 18-15
Q4 17-28
ヒートの固い守備の前に自慢のオフェンスも沈黙。
今季最小得点タイのわずか89得点で敗れてしまいました。
ウィザーズはここまで平均で46%を越えていたフィールドゴール%がこの日はわずか33.3%。
これはヒートが見事だと言わざるをえませんが。
ターンオーバーがウィザーズの13個に対してヒートは20個と付け入る隙もなくはありませんてした。
ただ最後はヒートの猛烈なディフェンスの前にラスト10分弱で9得点。
力尽きました。
八村のスタッツ
39分
0得点
6リバウンド(ディフェンス5、オフェンス1)
3アシスト
1スティール
0ブロック
4被ブロック
フィールドゴール0.0%(0/8)
3ポイント-%(0/2)
フリースロー-%(0/0)
1ターンオーバー
4ファール
今季2度目の無得点。
フィールドゴールは2試合連続でゼロ。
特にこの試合は8本打って成功がなし。
イージーに見えるシュートも外していました。
疲労なのかもしれないですがこのクオリティではちょっとまずい。
もちろんリバウンドや守備での貢献はできているのでプレータイムは減りません。
しかしただでさえブラッドリー・ビールかダービス・ベルタウンスしか点が取れないなか八村もこれでは…。
今日はジャバズ・ネイピアーが27得点したとはいえチームに勢いも出てきません。
ヒートはバム・アデバヨが27得点、14リバウンド、6アシストと圧巻の活躍。
今季MIP獲得間違いなしでしょう。
さらには2年目と言いつつ、ほぼ1年目のダンカン・ロビンソンが7本の3ポイントを決めて23得点。
3試合連続20得点以上を記録。
勢いの違いを見せつけました。
しょうがない
ヒートに押しきられて負けてしまったウィザーズ。
八村も無得点に終わりました。
ただこれはしょうがない面もあります。
ヒートはそもそも強いですし、ディフェンスに至ってはリーグトップの選手も苦しむほどです。
ルーキーの八村が苦戦するのは必然です。
これを経験として活かし、またレベルアップするしかありません。
どれくらいプレータイムが与えられるかという議論をしていたのは今は昔。
どうやったらエースになれるかという議論をされるレベルだと八村は証明してきました。
この壁もまた越えてくれることでしょう。
個人的にはファールをもらおうとしすぎてブロックされたり、シュートタッチを悪くしてたりする気がします。
次の試合は11日のニューヨーク・ニックス戦。
色々グダグタな相手とはいえ油断して落とすようなことがあればプレーオフはかなり厳しくなります。
しっかり集中し、躍動してほしいですね。
楽しみに待ちましょう!