マイアミ・ヒート観戦記(2020.1.4#35)
連勝を狙え
新年最初の試合はトロント・ラプターズ相手に勝利をあげたマイアミ・ヒート。
幸先のいいスタートを飾りました。
勢いそのままに連勝を飾りたいところ。
バック・トゥ・バックの2戦目は敵地でオーランド・マジックと対戦です。
オーランド・マジックは守備が固く負け越してはいますが侮れない相手。
ニコラ・ブーチェビッチ辺りが当たりだすと厄介です。
あとはマーケル・フルツ。
ドラフト1位でフィラデルフィア・セブンティシクサーズに入団したにも関わらずシュートが打てなくなり昨季遂にトレード。
今季は復調の兆しを見せています。
もし彼がドラ1の潜在能力を出し切ると恐ろしいチームになる予感がします。
対するマイアミ・ヒートはラプターズ戦と同じく固い守備で勝ちきりたいところ。
前回の試合では107-98と相手を100点以下に抑えて勝ちました。
この試合もそういった展開に持っていけるでしょうか。
ジャスティス・ウィンズロウが怪我でこの試合も出場できず。
待ち遠しくてしょうがないです。
規律の厳しいマイアミ・ヒートはアクティブだろうが試合に出ない選手もいます。
その分ローテーションは厳しくなります。。
早く、ウィンズロウ…。
それでは振り返っていきたいと思います。
対 オーランド・マジック戦
MIA 85-105 ORL
マジック相手にまさかの85点に抑えられ敗戦。
ディフェンスが良いチーム相手とはいえそんな…。
序盤からリードされる展開ではありました。
しかし、第3クォーター最後にゴラン・ドラギッチのフリースロー3本で5点差に。
そのタイミングでは完全に追い上げムードが高まっていて第4クォーター期待していたのですが…。
第4クォーター、ヒートのあげた得点は、わずかに6点。
記載ミスじゃないです。
オーバタイムの話でもないです。
第4クォーター12分で得点わずかに6。
悲劇的なオフェンスでした。
試合を通して入らなかった3Pは特に第4クォーター入らず。
試合全体での確率は18.9%。
ここまで平均40%を超えているチームがなぜこうなるのか。。
37本打って成功が7本。
もしいつもどおりの確率で決めていたら普通に勝ってたのに…。
もちろんマジックのディフェンスが良かったのはあります。
あったにしても外しすぎです。
オープンで打ててた場面も多かったですし。
ジミー・バトラーは23得点、10リバウンド、7アシストといつもどおりの活躍を見せてくれました。
ターンオーバー6個は余計ですがこれは周りの動きと合わなかったシーンもあるので何とも。
バム・アデバヨも14得点、10リバウンドのダブルダブルで及第点でしょう。
この試合特に出来が悪かったのはゴラン・ドラギッチ、ケリー・オリニク、タイラー・ヒロ。
ドラギッチは8得点、6リバウンド、3アシストをしましたが4本の3Pをすべて外してターンオーバーを3つ献上。
20分の出場時間でリズムを作るいつもの働きはできませんでした。
むしろ無謀にゴール下に突っ込んでいく場面も。
そしてケリー・オリニクは12分の出場で5得点、3リバウンドですがこの3リバウンドのうち2本はオフェンスリバウンド。
そうじゃないんだと。
さらにその短い時間で打ったシュートは何と8本。
決めるならいいんですが確率は25%。
3Pも5本打って成功は1本だけ。
お前は何でシュートをそんなに打ってるんだと。
エース気取りかと。
実に90秒に1本のシュートを打っている計算です。
今日44得点したジェームス・ハーデンは40分で24本のアテンプト。
100秒に1本です、確率50%超えの選手が。
決めるならいいんですよ。
でもオリニクはオープンのシュートも右から左から外しまくってました。
今日のシュートが入らない流れを作った張本人だと思います。
ヒロも似たような話です。
24分の出場で4ポイント、5リバウンド、1アシスト。
アテンプトは11でメイクはわずか2。
3Pに至っては6本打ってひとつも決められず。
ターンオーバーも2つ献上しました。
それ以上に気になったのはボールを持ち過ぎなところ。
パスを出せるタイミングでもダムダムしっぱなし。
見えてないのかもあるのでしょうが、そもそも見てないんじゃと思う場面も。
リバウンドでハッスルできたり自信があるのは良いことです。
ただそれだけでやれるだけの力はまだないです。
もう少し確率上げてからやったほうがいいでしょう。
マジックはブーチェビッチが20得点、11リバウンド、7アシストと活躍。
テレンス・ロスも25得点。
それ以上にチームディフェンスがとても良かったです。
しかし、全体での得点は105と決して高くはなく、ヒートがいつもどおりプレーできていたら。
ひどい
年明けの初戦を勝ってこの調子で、と思ったのですが早速コケてしまいました。
ラプターズ戦でもあまり点は取れてなかったのがより顕著に現れてしまったかと。
切り替えるしかないです。
シュートセレクトももう少し考えないといけません。
決まらない選手に打たせてどうすると。
ターンオーバーは色んなオフェンスを試す中でしょうがない部分もあります。
とはいえ、あまりそんなこと言ってる時期でもなくなってきました。
あとは選手の補強。
ガードっていうも分かります。
しかし、個人的にはビッグマンがほしい。
実質アデバヨがセンターをやる時間が多いのはどうなのかと。
マイヤーズ・レナードがもっと頼りになるのには少し時間がかかりそうです。
そうなると、今年のドラフトで誰か獲得するのかが論点に。
今年勝負に行くのか。
来年、そしてFAが充実する再来年を狙いに行くのか。
どうでる、パット・ライリー。
ビッグマンでいうとアンドレ・ドラモンド、ケビン・ラブ辺りは触手伸ばせそうですが…。
デッドラインまでに何か動きがあるのかこちらも見逃せない。
まずは次の試合。
6日にポートランド・トレイルブレイザーズとホームで戦います。
連敗なし、ホームでの好成績を考えると勝ってくれるはず。
楽しみに待ちましょう!