マイアミ・ヒート観戦記(2019.12.15#26)
ルカ・ドンチッチを止められるか
14日はロサンゼルス・レイカーズと接戦を繰り広げつつも敗れてしまったマイアミ・ヒート。
バック・トゥ・バック2戦目は敵地に移動してのダラス・マーベリックス戦。
会場はアメリカン・エアラインズ・センター。
ヒートのホームはアメリカン・エアラインズ・アリーナ。
紛らわしい。
マーベリックスは昨季新人王のルカ・ドンチッチが2年目のジンクスなんて無視する大活躍でチームを牽引しています。
ヒートは前日激戦を繰り広げているだけに正直相手としてはかなりしんどい。
ここまでバック・トゥ・バックの試合はことごとく苦戦しているヒート。
その嫌な流れを断ち切りたいところです。
怪我をしているゴラン・ドラギッチやジャスティス・ウィンズロウは欠場。
ディオン・ウェイターズも出場停止中ですし、ジェームズ・ジョンソンも今回帯同していないようです。
相手が相手だけにできればベストに近いメンバーで臨みたかったのですが。
今いるメンバーでどこまでやってくれたのか。
振り返っていきたいと思います。
対 ダラス・マーベリックス戦
MIA 122-118 DAL
オーバータイムにもつれ込んだ試合を見事ものにしました。
ここまでヒートはオーバタイム5戦中5勝。
圧倒的な強さを誇っています。
試合は序盤にルカ・ドンチッチでまさかの怪我で退場。
検査の結果それほど酷くはなかったようです。
ただこの試合には戻らず。
心配です。大事ではなければいいのですが。
前半はその動揺もあったマーベリックスに対しヒートが優勢に試合を進めます。
折返しの地点では73-50でリードし久しぶりに余裕の展開が期待されました。
しかし、第3クォーターで18-31。
第4クォーターで21-31で追いつかれてしまい延長へ。
ドンチッチがいないので楽勝かと思ったのが良くなかった。
伊達にウエスタン・カンファレンスの上位にいるわけじゃないですね。
最後はホントに手に汗握る展開だったのですがマーベリックスが同点を狙った3Pが外れて辛くも勝利。
ヒートはバトラーが27得点、4リバウンド、7アシスト、1スティールと安定の活躍。
いるときの安心感が半端ないです。
そしてバム・アデバヨが18得点、11リバウンド、11アシスト、2スティール、2ブロックと今週2度目のトリプルダブルと大活躍。
これは週間MVP獲得ですかね。
タイラー・ヒロもこの2試合0得点、7得点とイマイチだったのですがこの試合は19得点。
毎試合このくらいのパフォーマンスが見たいです。
マーベリックスはティム・ハーダウェイJr.がここぞというところで3Pを決めまくり28得点。
クリスタプス・ポルジンギスが22得点、ドンチッチの代役としてプレータイムが伸びたジェイレン・ブランソンが18得点。
ドンチッチがいなくても戦えるところを見せつけてきました。
ここで勝利をあげていたらかなりの自信になったでしょう。
しかし、ヒートがそれを阻止。
観客の期待に通りにはさせませんでした。
厳しい状況
見事に勝利を飾ったヒートですが状況は厳しいです。
ドンチッチが不在のマーベリックスに対してリードを守りきれず。
このところオフェンスでリズムを崩し結局それがディフェンスに悪い影響を与えています。
特に第2クォーター、最近だと第3クォーターでしょうか。
ターンオーバーはかなり減ってきてこの試合も8個だけと改善しているところも見られています。
あとはちょっとサイズダウンする時間帯ではリバウンドが取れずに苦労することもある印象です。
リバウンドが対戦相手より多かった試合は連勝しているらしいのでキーなのかもしれないですね。
次の対戦相手は17日にメンフィス・グリズリーズと。
このところ渡邉雄太はずっとトップチームに帯同しているので出場するかもしれません。
ワシントン・ウィザーズにも快勝していますし、侮ると足元すくわれることもありそうです。
油断せずにしっかり勝ってほしい。
楽しみに待ちましょう!