マイアミ・ヒート観戦記(2019.12.2#19)
寒いブルックリンへ
ゴールデンステイト・ウォリアーズ相手に勝利し、連敗は阻止したマイアミ・ヒート。
次は連勝を狙うのため敵地に乗り込みブルックリン・ネッツと対戦です。
ネッツはここまで10-9。
ケビン・デュラントとカイリー・アービングの加入で一気に戦力を上げましたが、2人とも怪我。
とはいえジョー・ハリスやディアンドレ・ジョーダンなど渋くて良い選手が多い印象です。
KDがフルシーズン稼働できる来季は面白くなりそうなチームかと。
ヒートは主力を怪我で欠くネッツに対して勝利し、強豪とのバック・トゥ・バックに向け弾みをつけたいところ。
気温が低く、冷え込むブルックリンをヒートのプレーで熱くしてくれることでしょう。
それでは試合を振り返っていきたいと思います。
対 ブルックリン・ネッツ戦
MIA 109-106 BKN
ネッツに対して3点差、薄氷の勝利。
また第2クォーターでリズムを崩し26-35とリードを許してしまいます。
第3クォーターは強烈なディフェンスでネッツをわずか16得点に抑え逆転に成功。
しかし、第4クォーターネッツに逆転され、最終盤までリードを許してしまいます。
2分切ったところでハリスの3Pが決まり99-106。
もうダメかと思いましたがそこは今年のヒート、ひと味違う。
そこから怒濤の追い上げを見せます。
バトラーが短い時間で効率よくフリースローを獲得し得点を重ねると、相手がシュートを落としてくれたこともありラスト30秒で逆転!
最後は復帰したばかりのジャスティス・ウィンズロウがリバウンドをしっかり掴んでネッツはファールをせざるをえず。
その後のディフェンスも守り、しっかり逃げ切りました。
休日のニューヨーク、ファンの後押しもあって勢いづくネッツを振りきれたのは素晴らしい。
またチームとして経験が積み重ねられました。
この試合では3Pの確率が上がらず32.4%。
特にケンドリック・ナンとウィンズロウがともに10%とリズムを掴めませんでした。
ここが決まっていればもう少し楽な試合展開ができたのですが。
オフェンスリバウンドを相手より7個も多く取れたのがラッキーでした。
ターンオーバーもこの試合は何と一桁の9個!
攻めきることはできるようになってきたのでは。
個人ではゴラン・ドラギッチがチームハイの24得点。
ジミー・バトラーも20得点とベテランがチームを引っ張りました。
まーバトラーはそんなに確率が良いわけではないですが。笑
あとはバム・アデバヨ。
前の試合では少し大人しかったのですが、この試合では17得点、16リバウンドの活躍。
見事です。
ネッツはスペンサー・ディンウィディーの29得点、ジョー・ハリスの25得点と追いすがりましたが届かず。
カイリーがいたら違う結果になっていたかもしれませんが、勝ちは勝ちです。
ヒヤッとする
ここまで安定した守備を見せていたヒートですが、ここ最近特に第2クォーターでリズムを崩す試合が目立ちます。
試合に出ている選手の組み合わせだったり、要因は色々あると思います。
強豪相手にそんな隙を見せると厳しいかと思います。
この試合ではドラギッチの出ている時間が長かったです。
ウィンズロウとの連携の関係かなと思っているのですが、途中3ガードっぽくなる時間もありサイズ感がなーと。
まーこれから色んな組み合わせを試していくんでしょう。
ウィンズロウをPGにするとサイズ感も出てディフェンスを厚くする選択肢も。
4日、5日の連戦ではしっかり改善してくるのか。
ミルウォーキー・バックスの独走を許さないためにも連勝したい…。
そのためには原点回帰の一試合通した固いディフェンスが必須かと。
まずはラプターズ。
楽しみに待ちましょう。