安定感と物足りなさ
前試合で15得点して久しぶりの二桁得点を記録した八村塁。
チームもサンアントニオ・スパーズ相手に勝利しました。
今季初の連勝を目指すワシントン・ウィザーズ、23日はホームでシャーロット・ホーネッツと対戦です。
言わずとしれたマイケル・ジョーダンがオーナーのホーネッツ。
昨季はオールスターがシャーロットで開催されて盛り上がってました。
この夏、それまでチームを牽引してきたフランチャイズプレーヤーのケンバ・ウォーカーがボストン・セルティックスに移籍。
チームは完全に再建期に突入しました。
そんなチーム事情の中ホーネッツはここまで6-9で9位。
ある意味健闘しているとも考えられます。
若手が多い中でも注目はドラフト1順位指名で入団したP.J.ワシントン。
ワシントンは八村と同じPFということで、オールルーキ1stチームを争うライバルと言えるのではないでしょうか。
スタッツとしては八村が上回っているのですが、インパクトとしてはワシントンの方がある気がします。
意外性といいますか。
八村の安定感が逆に物足りなさにつながってしまうのでしょうか。
23日の試合ではどうだったのか、振り返っていきたいと思います。
対 シャーロット・ホーネッツ戦
ウィザーズはホームで見事に逆転勝利。
やはり118失点と若手中心のホーネッツを抑えることはできませんでしたが、125得点で今季初連勝となりました。
第4クォーターまでビハインドだったのですが最終盤でホームの声援を受けて猛追撃。
最後はジョーダン・マクレーのクラッチシュートもあり会心の勝利をあげました。
ブラッドリー・ビールはこの試合も30得点。
ジェームズ・ハーデンが圧倒的な得点を記録しているので目立ちませんがビールもここまでリーグトップレベルのスコアを叩き出しています。
チームも連勝で9位に順位を上げて気分もいいんじゃないでしょうか。
八村はこの試合21分の出場で15得点。
2試合連続の二桁得点を記録しました。
しかし、2リバウンド、0アシストと少し残念な数字。
肝心のリバウンドが取れません。
1つのファールしかせずにスティールを2つマークすると成長を感じる部分もあるのですが、ポジション的にリバウンドが取れないのはしんどいです。
そのこともあってかチームが追い上げを開始した第4クォーターは八村は出番なし。
応援する側としてはそういった時間帯にチームを牽引する存在であってほしいのですが。。
ただ、ベンチで腐っているわけではなく、声を出して雰囲気を盛り上げている様子でしたので、むしろ出場時間が落ち着いてきて余裕も出てきているのではないでしょうか。
このところ大体25分くらいが多いですかね。
ベンチメンバーの調子がいいのもあってこれくらいの出場時間でコントロールできるのであればシーズン通して健康に過ごせる気がします。
リバウンドが取れない
チームは見事に連勝を飾り、自身も二桁得点をマークした八村ですが、リバウンドが伸びていないのが気になります。
ここ5試合で5個以上のリバウンドが取れたのは1試合だけ。
ちょっと物足りない気がします。
6~7個くらい取れたら良いのですが。。
確かにPFとしてサイズがっていうのもありますが、もう少し小さいサイズでも二桁取ってくる選手もいると考えると、できるはず。
あまりリバウンドに絡んでいない気もするので戦術もあるかもしれませんが。
更にいうと守備でイージーな得点を許す機会も目立ってきました。
そうなるとこの試合みたいに大事な局面で使いづらくなってしまいます。
頑張ってはいるし、チームディフェンスがイマイチという部分もあるので何とも。
次の試合は25日でサクラメント・キングス戦。
6-8とそれほどの成績ですが、最近はセルティックスを倒したり、ロサンゼルス・レイカーズ相手に97-99と追い詰めてみたりと、潜在能力の片鱗は見せています。
ウィザーズは3連勝ができるか、八村もリバウンド取れるのか。
楽しみです。