マイアミ・ヒート観戦記(2019.11.21#13)
好調は続く
まだまだ好調の続くマイアミ・ヒート。
お陰さまで3連勝。
9-3でイースタン・カンファレンスの3位をキープしています。
試合の平均でフィールドゴールの確率はカンファレンス1位、アシスト数は2位とボールを回してしっかり確率の高いところで決めることができています。
そしてスティール数もカンファレンス1位、失点の少なさも3位と堅守を誇ります。
とにかくシュートチェックを真面目にしっかりやるという意識が被3P%リーグ1位の30.0%に表れているのではないでしょうか。
そんなヒートが21日に対戦したのはクリーブランド・キャバリアーズ。
前回15日での対戦では108-97で勝利。
点差以上に余裕のある試合展開でした。
相手を100点以下に抑えて高い確率で得点を決めるという試合展開。
そりゃ負けるわけがないですよね。
得点もチーム全員で分散してアシスト数も多い試合でした。
普通に対戦しても勝利が予想される対キャブスですが、
更にはこの試合キャブスはトリスタン・トンプソンが欠場ということで、負ける気がしません。
いつも通りの試合をいつも通りにするだけ。
では、試合を振り返ります。
対 クリーブランド・キャバリアーズ
MIA124-100CLE
戦前の予想通り圧勝でした。
今回はスコア的にも24点差と余裕です。
序盤からリードを重ね第2クォーターだけで43点を獲得。
ハーフ終了時点で27点差つけてその時点で勝負はありかと。
第3クォーター途中には30点差がつく場面もあるなど終始余裕の試合展開。
少し詰められそうになったらディフェンスの強度をあげてランをするというシーンが何度もありました。
キャブスもやれることをやろうしているようでしたが、敵が悪かった。
ヒートは相変わらずチーム全体で得点ができます。
20点以上が3人、10点以上だと7人。
その上今日はダンカン・ロビンソンが大当たりで3Pが9/15。
第2クォーターでの7本、前半だけで8本はフランチャイズレコードを記録。
ただ、そう考えると後半は1本しか決めてないんですね。
試合終了のタイミングであわやブザービーターの3Pを打っていましたが惜しくもクロックの方が早くてカウントされず。笑
それでも29得点はキャリアハイ。
ドラフト外入団の選手がまた躍動しました。
他にもタイラー・ヒロが10月30日以来の20得点超えを記録するなど若手が一皮むけてきているような気がします。
ただ、この試合もターンオーバーは多かった。
チーム全体で23個も…。
ホントにそれでよくここまで勝てるなと。笑
ヒロとケンドリック・ナンだけで5回ずつの10回ターンオーバーを献上しているのはちょっとやり過ぎです。
思い切りを失ってはいけないですが改善すべきかと。
あと楽しみな若手といえばクリス・シルバです。
いかつい見た目とは裏腹にハードワークを厭わない献身的なプレーぶりが心に響きます。
やれることを一生懸命やるんだと。
まだ2Wayプレーヤーですが本契約も近いのでは。
中央アフリカから飛行機を4回も乗り継いで高校生のときに渡米してきたらしいです。
そこからNBAのコートに立って本契約を勝ち取る。
いい。グッと来る。
連戦へ!
見事連勝を4に伸ばしたヒート、10-3でイースタン3位をキープしました。
そして土日はアウェーで連戦。
土曜日はシカゴ・ブルズ、日曜日はフィラデルフィア・セブンティシクサーズと対戦します。
好調そのままに連勝を伸ばしたいところですが、ロードでのバック・トゥ・バック2戦目が76ersは辛い。
なんて言ったってベン・シモンズが遂に3Pを決めましたからね…。笑
まずはここまで4-10と下位に沈むブルズを余力を持ちつつ叩きたい。
怪我人もそろそろ帰ってくるかなーと思いますが、コンディションへの要求が高く、チームの状況の良いヒートですから無理はさせないでしょう。
ジャスティス・ウィンズロウ、KZ・オクパラ、デリク・ジョーンズJr.は遠征に帯同しないようです。
シーズンは長いのでじっくり待ちましょう。
あと気になるのは序盤に点差が開いてしまうゲームが多すぎるところ。
今シーズン1桁差の得点で勝利したのは10勝中2試合だけ。
もう少し勝負どころのプレッシャーのかかるところで若手に経験を積ませたいところですが。
それでは、週末も一緒にヒートを応援しましょう!