八村塁、洗礼浴びる
大量失点から立て直せるか
前の試合ではヒューストン・ロケッツ相手に大量得点しながら、それ以上の大量失点で敗戦したワシントン・ウィザーズ。
そしてオフェンスリバウンドが取れなかったりとゴール下での課題が残った八村塁。
ミネソタ・ティンバーウルブズとの試合ではその立て直しができるか注目でした。
ウルブズはカール・アンソニー・タウンズが前の試合でジョエル・エンビードと喧嘩して2試合の出場停止。
やりとりを(かなり簡略にして)まとめると。
エ「猫が噛み付いてきた!こっちはライオンに囲まれて育ってんだよ。そんなんだから誰かさんに(昨シーズンまでエンビードとプレイして、その前はタウンズとプレイしてたけど喧嘩したジミー・バトラーのこと)ガキ扱いされるんだ。」
タ「ライオンに育てられたって奴がいるが、何だこの無様な泣き顔は。(エンビードが試合に負けて泣いてる画像をアップ)」
エ「(タウンズのアップした画像にリプライ)これはプレイオフの準決勝で負けたときのやつだな。で、お前プレーオフでそこまで勝ったことあるっけ?勝ってない?じゃーお前には分かんないよな。笑」
タ「(黙ってエンビードのリプライを削除)」
エ「タフな振りして無理すんなよ。大口叩くのはプレイオフで勝ってからにしろよ。」
バ「(エンビードに対し)巻き込んでくれてありがとな。爆笑」
どうやら軍配はエンビードに上がったようです。笑
我らのジミー・バトラーも巻き込まれてました。
話が脱線しましたがここまで平均27.3得点、11.5リバウンド、1.8ブロック、2.5スティールのエースが不在の相手に対してウィザーズは是非とも勝ちたいところ。
八村としてもどれだけプレイができるか期待がされていましたが。。
対 ミネソタ・ティンバーウルブズ
131−109でウィザーズはタウンズを欠くウルブズに対して惨敗しました。。
もう第4クォーター入ったくらいで試合は決まっていて、八村は22分の出場に留まり、得点も今シーズン最小の4得点、リバウンドも2つだけ。
被ブロックは4つも献上し、11のシュート試投に対して成功は2つだけで18.2%。
5試合の出場の中で一番思い通りにプレイできなかったのではないでしょうか。
前半からウルブズのディフェンスに対し八村の、そしてウィザーズのオフェンスはペースがなかなか上がらず。
特に八村はここにきて疲れが出たのか、何となくエナジーに欠けているように感じました。
オフェンスでもそうなのですが、ディフェンスでも、リバウンドに絡む時も、もっとリング周りでハッスルして欲しかったなと。
試投数自体チームの中では多い方だったのですが、今までの試合よりボールに触る回数が減っていたような気がします。
これはチームの方針かもしれませんが。
ここまで新人の中では安定して高いパフォーマンスを見せていた八村、ここにきて洗礼を浴びたということでしょうか。
マークもキツくなるでしょうし。
ウィザーズはチームとしてもあまり機能していなかったような気がしました。
オフェンスではボールの回り方が歪で、結局ブラッドリー・ビールの1on1に依存している感が否めません。
この試合もビールは30得点しましたが+/-はチームワーストの-41。
エースが得点を取ってこうなってしまうのはチームとしてどうなのかと。
セカンドユニットになったときには少し巻き返す時間帯もあり、アイザイア・トーマスは19分の出場で16得点と存在感を見せていました。
とは言え、ウルブズに54.3%という高い確率でフィールドゴールを決められ、結局131失点とディフェンスを改善できずそのまま敗戦となりました。
洗礼を浴びて
観ていてもどかしいなーというのが一番の感想となった試合でした。
ジョン・ウォールがいれば違うのかな、と思ってしまったり、アイザイア・トーマスをスターターにしたらどうだろう、と想像してみたり。
八村はこのようなチーム状況の中でNBAの洗礼を浴び、どうでるか。
個人的には、ルーキーとか関係なくもっとチームを引っ張っていってほしいなと。
ケガはしてほしくないですがどうしても物足りなく感じてしまいます。
ちょっと厳しい見方をすると、集中してないんじゃないかなと見えてしまう時間帯もある気がしています。
期待している分プレッシャーは与えたくなりますよね。
とは言え、まだシーズン始まってたった5試合!
まずはしっかりとスターターとして健康を維持して、シーズンを終えてほしいところです。
ここから1日置きの試合が続きます。
W杯から試合に沢山出ている八村。とにかくケガだけには注意してプレーしてくれたらと…。