20-21NBA_マイアミ・ヒート観戦記(2021.5.25プレーオフFR#2)
五分でホームに
前の試合ではバックスにオーバータイムの末敗れてしまったヒート。
取っておきたかったですね…。
切り替えて五分でホームに戻れるよう勝利を。
前の試合ではある程度守備は機能していたヒート。
ヤニスに好き放題というわけでもなかったですし。
ただバックスの外の確率がかなり低かったというのはラッキーだっただけかと。
オフェンスはバックスの固いディフェンスにたじろぐ場面も散見。
イージーなシュートの取りこぼしもありましたしもったいなかった。
アデバヨもアグレッシブさを見せてくれることを期待です。
それでは振り返っていきましょう。
対 ミルウォーキー・バックス戦
MIA 98-132 MIL
Q1 20-46
Q2 31-32
Q3 27-29
Q4 20-25
FG% 40.2%
3P% 28.6%
FT% 68.6%
リバウンド 36
アシスト 20
ターンオーバー 11
惨敗です。
実質第1クォーターで勝負は決まってしまいました。
ヒートのオフェンスはアデバヨのジャンプショットから。
リングから離れているのが気になるところ。
対するバックスのオフェンスはやはりヤニス中心。
アリーザがつくのですが物ともせず得点をしていきます。
それでも序盤はバックスのシュートを落とさせていたのですがリバウンドが取れません。
思えばこの辺りからリズムが悪くなっていた気も。
アデバヨは相変わらずプレーエリアがリングから遠く、ヒートは着実な攻撃ができません。
ジワジワと点差が離されてしまいます。
それでもデッドモンがコートに入るとこのクォーター9得点の活躍で何とか10点差くらいで粘ります。
しかし、そこから同じく途中出場のフォーブスが連続スリーでバックスは一気にまた突き放します。
頼みのバトラーもこの日は精細を欠くパフォーマンス。
前の試合に痛めた手首の影響じゃなければいいのですが。。
攻撃の要も不安定だったヒートはレビュラーシーズンでは見られないようなバタバタとして試合運びに。
バックスのスリーが鬼のように決まったこともあり完全に見失ってました。
結局バックスはスリー10/15を含む46得点を叩き出し、逆に1/6と外からリズムを作れなかったヒートを20得点に抑えて26点差。
プレーオフで守備の固いバックスにこの点差をつけられると手の内ようが…。
それでもヒートは試合を完全に壊すことはありません。
それはそれでメンタル強いなと感じました。
アデバヨもインサイドを攻め始め、これを最初の厳しい時間帯でできていたらと。。
攻撃で何とかリズムができたところで守備でも一気にバックスを抑え込みたいところですがそう上手くはいかず。
第2クォーターはヤニスを離してしまう場面もよくありコミュニケーション不足か、相手にスカウティングされて穴を突かれているのかという簡単な得点を与えてしまいます。
とにかくペースを上げて点差を縮めたいのですが乗り切れるほど確率は上がらず。
そしてせっかく良い守備で抑えてもリバウンドが取れない。
第1クォーターの5個に続いてこのクォーターでも6個のオフェンスリバウンドを献上。
流れを生むことができません。
バトラーが体を張ってドライブをしてファールを獲得しますがそれも単発。
ナンもこのクォーター6本のシュートを打ちますが決めたのは1本だけ。
アデバヨはエルボー付近でボールをもっても放置されて何もできず。
点差を縮めるどころか27点差に広げられて前半を終えます。
後半に入ってもアデバヨがリングにプレッシャーをかけられません。
なぜ継続してアタックできないのか…。
徐々にフラストレーションが溜まっていくヒートはヤニスに対するディフェンスのあともつれたところでアリーザがフレグラント。
攻撃でもバックスのディフェンスにボールを止められてしまい打開できません。
こういうとき個人で何とかできる選手がバトラーくらいというのは辛い。
オラディポが怪我をしていなければ…。
一本アデバヨがキャッチアンドシュートのような形でミドルレンジからシュートを成功。
打つならこれくらい思い切り打ち続けてほしいところですが、続かず。
するとナンがミドルトンのシュートの際に足元に入ってしまいフレグラント。
空気がどんどんと重くなります。
ひとつ少しだけ希望が見えたとしたらアデバヨとデッドモンの併用。
これはそこそこ上手くいっていたような。
やはりアデバヨはサイズの問題もあるしPF起用の方がいいと思うんですよね。。
昨季も勝っていた時期はそういう起用だった気がします。
ただ時すでに遅し。
ドラギッチもミドルトンともつれたところでテクニカルをもらうなどヒートは荒さが。
こういうときに空気を変えられるはずのヒーロもこの試合は存在感なし。
さらに点差を広げられて29点差で第3クォーターも終わってしまいます。
第4クォーターに入るとヒートはスタメンはナンだけコートに残す形に。
スタートでビエリツァが入るなど実質白旗です。
そのビエリツァがヤニスを強引に止めたシーンでゴチャついたタイミングではヤニスがリフティングを始める始末。
ベンチから主力の選手たちもその姿は見ていたはず。
ホームに戻ってリフティングしてる場合じゃなったとヤニスに思わせるために気持ちを高めてくれていることでしょう。
ヒートはベンチメンバー主体になって逆にボールの回りがよくなる時間も。
この辺りは次戦以降の良いヒントになりそうな。
とはいえバックスに追いつくには至らず打つ手なし。
結局7分ほど残ったタイミングでローテーションの選手はほぼベンチへ。
痛い連敗を喫することになりました。
個人のスタッツ含め詳細は以下URLにて。
2021-05-25 08:30 ヒート VS バックス
https://nba.rakuten.co.jp/games/42000122
ピックアップ
バム・アデバヨ(28分)
16得点、3リバウンド、4アシスト、0スティール、0ブロック、フリースロー6/9(66.07%)、4ターンオーバー、1ファール、-18
ジミー・バトラー(31分)
10得点、2リバウンド、4アシスト、2スティール、0ブロック、フリースロー2/4(50.0%)、1ターンオーバー、1ファール、-34
アデバヨはこの日16得点。
フリースローも9本は獲得しましたが試合を通して安定感はまだ物足りず。
昨季はオールスターにも選ばれ相手のチームも活躍させないように徹底的に分析してくるようになっています。
マックス契約の選手として悠々と跳ね返してくれることを期待したいです。
そして若干パフォーマンスに不安が残ったのがバトラー。
前の試合で何度かコートに嫌な感じで落ちているので怪我ではなければいいのですが。。
相手の分析もあるのでしょうが+/-がチーム最低の-34というのはちょっと信じられません。
次戦で巻き返してくれるはず。
悲惨なヒートの中でエナジーを見せてくれたのはデッドモンくらい。
19得点、9リバウンドと存在感を発揮してくれました。
さらにはドラギッチが18得点。
この二人をスタートにというパターンもなくはないのかと思います。
そうなるとベンチプレイヤーがという話にもなってきますし、ここでローテーション崩すのかという話にもなりますが…。
難しいですね。
ホームへ
シリーズを2連敗でスタートすることになったヒート。
厳しいですね。
ただここでホームに戻ることができるのは僥倖です。
特に2戦目ですが、オフェンスでリズムを崩しファストブレイクを許すパターン、そしてせっかく良い守備をしたのにオフェンスリバウンドを許すパターンを何とか防ぎたい。
1戦目はお互いシュートを打った本数はヒート99本、バックス96本とほぼ変わらず。
これが2戦目ではヒートが82本でバックスが94本と大きく離されることに。
その大きな要素になったのはオフェンスリバウンド。
今一度意識を合わせる必要がありそうです。
次戦負けてしまうと0-3とほぼシリーズ突破が絶望的になります。
絶対負けられない一戦。
エナジーを見せてほしいです。
それでは、一緒にヒートを応援しましょう!
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