20-21NBA_マイアミ・ヒート観戦記(2021.3.30#47)
勝利が遠い
連勝からの6連敗で勝ち星が遠のいているヒート。
気づけば順位もプレーオフぎりぎりの8位まで落ちてしまいました。
そろそろ勝ちたい。
そんな中ヒートはドラギッチが4試合の欠場から復帰。
頼もしい選手が帰ってきました。
チームに落ち着きをもたらしてくれることでしょう。
逆にナンが前の試合足首を捻った影響でこの試合は欠場とのこと。
新戦力ではオラディポは残念ながらコンディション不良ということで遠征に帯同していないようです。
早くデビューが見たいのですが…!
ビエリツァは出場の可能性ありということで楽しみですね。
それでは振り返っていきましょう。
対 ニューヨーク・ニックス戦
MIA 98-88 NYK
Q1 21-16
Q2 15-27
Q3 39-21
Q4 23-24
FG% 43.0%
3P% 29.4%
FT% 82.4%
リバウンド 47
アシスト 22
ターンオーバー 12
プレーオフかと思うようなタフなディフェンスゲームを制して見事に勝利!
ようやく連敗がストップしました。
ヒートはこの試合ドラギッチが復帰したことで21パターン目のスターティングラインナップに。
これでオラディポが入ってきたり、ナンが復帰するとまたパターンは増えそうです。
試合開始からお互いディフェンスの良いチームとあって重たい展開に。
ヒートはアデバヨが得点、オフェンシブリバウンド、ブロックと攻守の好調さを存分に見せてくれます。
しかし外からのシュートがなかなか決まらずに突き放すにはいたりません。
特にアリーザは守備が良いだけに外から含めてオフェンスでももう少し貢献があるとかなり助かるのですが。。
ニックスも外からのシュートが決まらず第1クォーターは守り合いのロースコアで終了。
ちなみにビエリツァが第1クォーターからヒートデビューを飾りました!
結局この試合は数分のプレーに終わりましたが、もう少し体を絞ってヒートのバスケに馴染んでいけばきっと一定の役割はこなしてくれるかと。
期待したいですね。
第2クォーターに入ってからのヒートはベンチメンバーを中心にゾーンディフェンスを繰り出しながらリードを保とうとします。
しかし、ニックスはローズを中心に攻撃の手を緩めません。
ローズやっぱり良い選手ですよね…。
逆にヒートはボールシェアをしすぎて躊躇をしてしまったり、ニックスの固いペイント付近のディフェンスを攻略できずに気づけば16-0のランを許して逆転されてしまいます。
何とかバトラーのディフェンスからヒーロがトランジションスリーを決めて得点。
しかもこのディフェンスに対して不満をあらわにしたクイックリーがテクニカル。
流れを止めることには成功しますがこのどうにか一桁点差に留めるのが精一杯という状況で前半が終了します。
最後決まったかに思えたランドルの3ptがぎりぎりタイムオーバーだったのもラッキーでした。
ヒートは前半わずか36得点でまたオフェンスで問題が、と不安がよぎります。
しかしやはり頼りになるのはジミー・バトラー。
第3クォーター開始直後こそお互い得点の取れない硬直状態が続きますが、バトラーがドライブにミドルジャンパーにと積極性を見せて得点を重ねていきます。
左手でのレイアップも立て続けに成功して左手を見つめるアクションは面白かったです。笑
結局バトラーはこのクォーターだけで15得点。
そしてヒートはディフェンスもさらに圧力を上げていき、ニックスのターンオーバーを誘発。
前半は4つだけだったターンオーバーが後半で9個に。
クォーター終盤にはイグダラがアシストに、スリーに、スティールにと存在感を発揮したこともありヒートは一気に二桁リードで第3クォーターを終えます。
第4クォーターが始まってからもヒートの勢いは衰えず。
珍しく連続でオフェンスリバウンドを獲得したりとエナジーを見せます。
ゾーンも有効に機能してバトラー不在でもリードを保つことに成功。
ニックスも粘るのですが要所でランドルからイグダラがスティールを奪ったり、アデバヨがオフェンスチャージを獲得したりと勢いを与えません。
アデバヨはこの試合ランドルをほぼ完璧に抑えていました。
課題のリバウンドもこの試合はしっかりと確保してヒートは逃げ切りに成功。
ライバル関係にあるチームとの熱戦を制して見事に連敗を止めました。
個人のスタッツ含め詳細は以下URLにて。
2021-03-30 08:30 ヒート VS ニックス
https://nba.rakuten.co.jp/games/22000710
ピックアップ
ダンカン・ロビンソン(32分)
14得点、2リバウンド、1アシスト、1スティール、0ブロック、3ポイント4/9(44.9%)、2ターンオーバー、+26
バム・アデバヨ(37分)
20得点、17リバウンド、4アシスト、1スティール、2ブロック、フリースロー2/3(66.7%)、1ターンオーバー、+10
この試合、バトラーも27得点、5リバウンド、6アシストと活躍をしましたが個人的に素晴らしかったなと思ったのはダンカン・ロビンソン。
終わってみると+/-はゲームハイの26で納得の数字です。
今シーズンはシュートレンジを広げるなどオフェンスの幅を広げているようでしたが、この試合では走り回ってフリーになったり、ゴール下へのカットをするだけでなく、ボールを持った状態でのプレーも多かった印象を受けました。
もしダンカンが得点を取るだけでなくオフェンスを組み立てる側にもなれるとしたらかなり幅が出てくると思います。
ディフェンスもどんどん良くなっていますし、プレーオフに向けて注目していきたいですね。
そしてアデバヨはもう少しで20-20と圧巻のパフォーマンス。
ニックスが割とペイント内を攻めてくることが多く、アデバヨがスイッチして外にいる状態でリバウンドというのが少なかったのもあったかと。
それとは別にオフェンスリバウンドを7つ獲得したのは凄い。
これはもしかするとヒートのオフェンスの形が変わってアデバヨがリムの近くにいる時間が長くなっているのかなとも思いました。
これも今後の試合で様子を見ていく必要がありそうです。
そんなアデバヨの活躍が目立つ分、どうしてもアチウワのあらが目立ちます。
この日もバックアップとして出場したのですが10分の出場で5つもファールをしてしまいました。。
オフェンスでもブロックをされてしまったりとNBAレベルで安定したパフォーマンスができる準備が整っているかというと、もう少し時間が必要そうです。
ビエリツァの状態が上がってくると時間は削られてしまいそうな予感が。
周りには経験値の高い選手が沢山いるのでそういった選手から学びながら着実に成長していってほしいですね。
そういう意味では2Wayプレイヤーのビンセントは守備と3ptで存在感を見せました。
何かあったときの良いアクセントにもなりそうですし、ローテ入りは厳しいかもしれませんが一つの武器として本契約は来季以降勝ち取る可能性が高まってきているなと感じます。
補強はあるか
ようやく連敗を止めたヒート。
それでもまだ借金一つ。
ここからまた調子を上げていってほしいです。
プレーオフに向けて残すところはバイアウト市場からの獲得を狙っていたはずですが、オルドリッジはネッツに、ドラモンドはレイカーズに移籍してしまいました。
一番フィットしそうだなと思っていたゴーギー・ジェンもスパーズに。
カズンズという話もありつつ、個人的にはこうなれば下手に動かなくてもいいかなと。
アデバヨと心中の方向で、オフには状況も変わっていると思うのでそこで大きな動きをした方が良い気が。
どうなんでしょうね。
それはさておき、シーズンは進んでいきます。
次の試合は日本時間4/1のペイサーズ戦。
ホームでペイサーズに連敗をしたところから歯車が狂ったと考えられなくもないですし、しっかり敵地でリベンジしてほしいですね。
オラディポは出場できるか分かりませんが、どちらにせよ勝つしかないです。
それでは、一緒にヒートを応援しましょう!
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