NBA_八村塁観戦記(2020.7.26練習試合#2)
調整は続く
オーランドのバブル内でシーズン再開に向けて調整を続けているワシントン・ウィザーズと八村塁。
26日は練習試合の2試合目をロサンゼルス・クリッパーズと行いました。
ちなみに前回の試合は各クォーター10分でしたがこの試合から12分に。
クリッパーズはすでにプレーオフ進出は決まっている優勝候補のひとつ。
自慢のベンチ陣は一時的に離脱している選手もいますが、カワイ・レナードやポール・ジョージはコンディションも上々のよう。
まずは逆転でプレーオフ進出を目指しているウィザーズと優勝を目指すクリッパーズとではピークのもっていき方は違うはず。
とはいえ八村はじめ若いウィザーズがどこまでやれるかは再開後の試金石となるかと。
それでは振り返っていきたいと思います。
対 ロサンゼルス・クリッパーズ戦
WAS 100-105 LAC
Q1 24-30
Q2 37-28
Q3 23-18
Q4 16-29
前の試合に続いて接戦のすえ敗戦。
惜しい試合でした。
ラスト10秒切ったところのタイムアウト明け、ウィザーズのブルックスHCは八村の3Pをデザイン。
しかし、3Pはエアボールで失敗。
決めたかった…。
ただ、あのシーンでも八村は周りがよく見えていたようで、ファールを取ろうとしていたと試合後コメント。
ルーキーらしからぬ冷静さ…末恐ろしいですね。
ウィザーズはこの試合もよくボールを回し、守備も積極的で好印象でした。
イサック・ボンガが15得点、12リバウンドと存在感を示していました。
クリッパーズはレナードがFG3/16(18.8%)、3Pにいたっては8本打ってひとつも決まらずとブレーキに。
それでもしっかり勝つところは流石だなと。
八村のスタッツ
27分
15得点
10リバウンド(ディフェンス9、オフェンス1)
2アシスト
2スティール
0ブロック
フィールドゴール35.3%(6/17)
3ポイント0.0%(0/2)
フリースロー60.0%(3/5)
0ターンオーバー
4ファール
ダブルダブルということで仕事はしているかと。
ただFGの確率や3Pだったり、もう一声!と思わずにはいられません。
ルーキーでチームの中心になっている時点で凄いんですが…。
動きもキレがありディフェンスもよかったと思いますが、ミドルレンジからのシュートがショートになりがちだった気が。
この辺りは試合を重ねることで勘を取り戻すか。
あとは前回同様クラッチタイムでのシュートの少なさ。
体力的にも辛く、マークもきつくなるのは分かりますが、それでもやってほしいなと。
今日の最後のデザインプレーを見てもコーチもその役割を期待していることが伺えます。
ファールをもらいにいくなり、とにかくリングに向かってほしいです。
いいムード
練習試合でまだ勝ちのないウィザーズ。
ただ得点源の上から2人がいなくなったとは思えないほどいいムードに見えます。
調整中とはいえ強豪ともしっかり試合ができていますし、再開後も期待できそうです。
八村もルーキーにしてチームの中心になるというとても貴重な経験をしています。
その経験を1試合でも多くできるように何とかプレーイントーナメント、そしてプレーオフへ…!
次の試合は最後の練習試合。
28日にレイカーズと。
楽しみに待ちましょう!