20-21NBA_マイアミ・ヒート観戦記(2021.3.1#34)
5割復帰へ
西の首位、ジャズを破って5連勝中のヒート。
ホームにホークスを迎えて6連勝を狙います。
下位相手に確実に連勝を伸ばしてほしいところ。
しかし、そんなヒートはエースのバトラーが怪我で欠場。
ジャズとの激戦もそうですがこのところずっと大活躍していたバトラー不在は大きい。
特にゲームをクローズするときに誰がボールを持ってシュートを打っていくのか。
その候補のひとりはこの試合で3試合の欠場から復帰するヒーロ。
怪我明けとはなりますが持ち前の気持ちの強さでチームを引っ張ってくれるでしょう。
バトラーがいないというだけで下位相手に負ける訳にはいきません。
それでは振り返っていきましょう。
対 アトランタ・ホークス戦
MIA 109-99 ATL
Q1 26-21
Q2 28-23
Q3 24-33
Q4 31-22
FG% 45.3%
3P% 29.7%
FT% 90.9%
アシスト 27
リバウンド 45
ターンオーバー 14
ヒヤッとする場面もありましたが勝利。
これで6連勝、止まりませんね!
バトラー不在でもしっかり勝てたということでまずは一安心です。
序盤からヒートは固いディフェンスでホークスにリズムを与えません。
特にホークスのエースでここまでシーズン平均26点以上をあげているヤングには高い位置からどんどん当たっていきます。
結局ヤングをこの日わずか15得点でFGを3/14(21.4%)、ターンオーバーを7つも奪い抑え込むことに成功しました。
それでもホークスはこの日34得点を上げたコリンズや9つものオフェンスリバウンドを獲得したカペラを中心に粘り強くついてきます。
前半は10点のリードで折り返しますがロビンソンが1/8などヒートも外からのシュートがなかなか決まらず突き放すには至りません。
そうこうしていると気づけば点差はどんどんなくなっていき、遂には一時逆転を許してしまいます。
結局第4クォーター突入時にはリードはわずかに1点。
バトラーがいない状況でクラッチシチュエーションは避けたいところなのですが、第4クォーターもヒートはホークスを突き放すに至りません。
ホークスもヒートのゾーンディフェンスを崩すことができずに試合も残り3分を切ったところで同点。
どちらに試合が転んでもおかしくないという展開にまで持ち込まれてしまいます。
しかし、その場面でチームを救ったのは2年目の二人。
まずはヒーロがフリースローを獲得して2本とも冷静に沈めます。
ヒーロは復帰戦ということもありそれほど好調ではなく、得点も14点と若干控えめではありましたがそのうち12得点を第4クォーターに決める勝負強さ。
さすがです。
そして続いたのはナン。
この日攻守に活躍していた勢いそのままに、ヤングのターンオーバーから大事な場面で3ptを成功。
これで一気に5点差に。
トランジション3ということもありグッと流れが引き寄せられましたね。
そこから先はヒートの守備もさることながらホークスが自滅した印象でした。
若さが露呈したと言いますか。
上記のヤングのターンオーバー以外にもクラッチシチュエーションそんなリスクのあるプレーをそんなにショットクロックが残っているタイミングでやるのか、というプレーを連発。
そんなホークスを尻目にヒートはアデバヨやドラギッチが得点を重ねて10点差に広げます。
最後もドタバタなホークスはよく分からない中途半端なファールゲームを始めてタイムマネジメントのまずさも見せてしまいます。
若いタレントは揃っているようで勝ち星を重ねられない要因が垣間見えました。
個人のスタッツ含め詳細は以下URLにて。
2021-03-01 10:00 ホークス VS ヒート
https://nba.rakuten.co.jp/games/22000522
ピックアップ
ケンドリック・ナン(32分)
24得点、3リバウンド、7アシスト、3pt4/8(50.0%)、1スティール、1ブロック、0ターンオーバー
プレシャス・アチウワ(12分)
14得点、7リバウンド、1アシスト、フリースロー6/7(85.7%)、1スティール、1ブロック、1ターンオーバー
上でも触れましたがナンが試合を通してとても効果的なプレーを披露。
+/-こそ-1ではありました。
しかしシュートセレクトの悪さも改善されているように見えましたし、ターンオーバーは0。
ディフェンスでもヤングの勢いを完全に止めて試合の展開作りに貢献しました。
そして何より終盤で一気に試合の流れを持っていくトランジション3の成功。
この調子で頑張ってほしい。
そして前の試合は始めてプレータイムを与えられなかったアチウワはこの試合躍動。
わずか12分のプレータイムではありましたが14得点。
何より攻守でとにかくアグレッシブに動き回り、オフェンスリバウンド4つを含む7リバウンドに7つのフリースローを獲得。
さらにはこの日そのフリースローの失敗は1本だけ。
ここまでの成功率が50%台とまぁまぁ悲惨な数字だったので驚きです。
きっとたくさん練習しているのでしょう。
まだディフェンスのときに選手を見失ったりと粗はありますが、この調子でチームにエナジーを注入してほしいです。
同じくこの試合ディフェンスでエナジーを注入していたのはビンセント。
フルコートでバチバチに相手ガードにプレッシャーを与え続けていました。
ハイライトはインバウンズのボールを奪い取っての得点。
FGは3/8(37.5%)、3ptは1/4(25.0%)ともう一声ほしいところ。
ただ逆にいうとこの辺りの確率が高くなってくるとブラッドリーのコンディションが良くならない状況でチーム内の地位をどんどん上げていくこともできそうです。
一寸先は闇
連勝を6に伸ばして遂に勝率は5割に復帰!
いやー、長かった。
ここからは貯金を積み上げていってほしいですね。
というのもイースタン・カンファレンスは大混戦。
4位から10位までが1.5ゲーム差内とほぼ団子状態です。
ヒートは首位から5ゲームで5位に位置していますが、もし普通に1試合負けただけで10位まで落ちることもありえます。
何なら14位のキャブスも首位とは9ゲーム差なので少し連敗をすると一気に転げ落ちる可能性も。
一寸先は闇です。
そのためにも連勝を伸ばして貯金をしていくことを目指し、ヒートの次戦はホークスとの連戦で日本時間の3/3にホームでの開催。
しっかりと勝って貯金1、そして前半戦の勝率5割以上での折り返しを決めてほしい。
バトラーのコンディションは気になるところですが、どちらにせよ勝利してくれるはず。
それでは、一緒にヒートを応援しましょう!
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