ゴール下は戦場だ
前回の試合では1桁得点に終わった八村塁。
18日はオーランド・マジックと敵地で対戦でした。
オーランド・マジックはここまで5-6と成績こそイマイチですが、ディフェンスはリーグでトップレベルです。
特にフォワード以上の選手層が厚く、アーロン・ゴードンやニコラ・ブーチェビッチ中心に実力者が集まっています。
八村としてはそんな猛者たち相手にどこまで自分の力が通じるか試金石になる相手。
マジックが得点力不足に悩み勝ち星を重ねられてないことも考えると、ワシントン・ウィザーズとしては今季初の連勝を目指したいところ。
その勝利には八村の良いパフォーマンスが必須。
果たして、自分の力を証明することができたのか。
振り返っていきたいと思います。
対 オーランド・マジック戦
マジック相手に121-125で惜しくも敗戦。
後半怒濤の追い上げであわやという展開まで持ち込んだのですが力及ばず。
八村も27分の出場で6得点、4リバウンド、2アシスト。
2試合連続で1桁得点に終わり、全体的に物足りないスタッツとなりました。
アテンプトも7本だけと、同じくらいの時間出場したアイザイア・トーマスの13本、トーマス・ブライアントの10本に比べて少なく、ちょっとオフェンスの積極性がな…と感じました。
フリースローの獲得数0というのもそれを示しているかと。
ディフェンスでは与えたファール2つで頑張って守っていましたが、時折イージーな得点を許すなど、精彩に欠ける部分もありました。
これは八村個人の話ではなくチームとしてどう守るかという話でもあります。
得点力がないはずのマジックにしっかり120点以上取られていますからね。
何より厳しいのはリバウンドが取れないこと。
これもチームとしてリバウンドをどう取りにいくかという話なのですが、マジックの52に比べて38個というのはちょっと…。
ウィザーズのオフェンスは序盤に足を捻ったのが嘘のようにいつもの活躍を見せたブラッドリー・ビールを中心にしっかり得点を取れていたので。。
この試合ではビールだけでなくCJ・マイルズも輝いていました。
20分の出場で21得点の活躍。
3Pは7本中6本も決めていました。
確率はなんと85.7%。
ぜひ八村にも教えてほしい。笑
その他にもダービス・ベルタウンズは11本中5本成功で45.5%。
ベルタウンズは+/-でも+11とチームで唯一のプラス。
ベンチから活躍する選手が目立ちました。
点差の関係もあり八村はまたもや試合最終盤でベンチと、全体的に悔しい試合内容。
まだまだNBAの壁は厚いと。
打ち破れるか
ここ2試合はスタッツが伸びなかった八村。
得点については確率自体悪くないのでそれほど心配はなさそうですが、リバウンドはちょっと引っ掛かります。
PFとしては高さ、身体能力など総合的に見ていくと物足りなさは否めません。
この試合ではSFでプレーする時間も長かったような気がします。
やはり、そちらの方が貢献できるのでは…。
勿論数字に見えないところでの貢献もあるとは思います。
しかし、そこはプロのNBA選手。数字、結果も大事です。
今のところは安定したプレータイムがありますが、そこはセカンドユニットの調子の良いウィザーズ、何があるか分かりません。
しっかりと成績は納めたい。
そしてそれを勝利に結びつけられたらより良い。
学習能力が高いと定評の八村、停滞せず、きっとこの壁も打ち破ってくれるでしょう。
この成長を見守れるというのも嬉しい限りですね。
あの八村も昔はな、なんて語りたいところです。
次の試合は21日の木曜日。
相手は今一つ調子の出ないサンアントニオ・スパーズ。
活躍を期待しましょう。