今週のNBAトピック(2019.11.4−2019.11.10)
- 今週のNBAトピック
- ヒート好調キープ
- 薬物問題
- 日本人選手の動向
- 怪我人が増えてきた
- クリッパーズ罰金課される
- デイミアン・リラード60得点
- 11.10時点の順位
- 11.10時点のスタッツ
- 来週のNBA
今週のNBAトピック
日本はどんどん寒くなってきましたが、NBAは熱くなる一方です。
11月4日から11月10日のNBAで自分が気になったトピックを振り返りたいと思います。
ヒート好調キープ
マイアミ・ヒート、おかげさまで好調をキープしております。
現時点で6−3でイースタン・カンファレンス3位です。
前年はプレーオフを逃したヒートとしては良い滑り出しではないでしょうか。
前回の試合でちょっと悪くしてしまいましたが得点111.1はリーグ15位。
調子の良いディフェンス、失点は105.4でリーグ7位。
レーティング(100回オフェンス、ディフェンスした時の得点、失点)で言いますと、オフェンスは105.8で18位、ディフェンスは100.6で4位。
数字で確認しても良いディフェンスと、もう一歩のオフェンスというところでしょうか。
若手が多いこともあるかもしれないですがターンオーバーの数が多く、リーグで下から5番目の17.5%の確率でやってしまっています。
1試合平均も18.3で下から4番目。
フィールドゴールの確率は46.0%で11位、3Pに至っては37.8%で4位と成功したオフェンスでは高い確率で決めているのでそこまでいかに持っていくか。
新加入の選手や若手の選手が時間を重ねることで改善されるでしょう。
期待のルーキー、ケンドリック・ナンとタイラー・ヒロは壁に当たっている感があります。
ナンはこの1週間の得点が5、11、11、10と開幕直後のインパクトはなくなってきたかと。
ヒロも12、2、15、7ともう少しほしいところです。
もちろん得点だけでは評価できないのですが2人に求められている一番わかりやすい指標かと。
来週は13日デトロイト・ピストンズ戦、15日クリーブランド・キャバリアーズ戦、17日ニューオリンズ・ペリカンズ戦と3試合行われる予定です。
対戦相手としては3連勝したいところ。
コンカッション・プロトコルで欠場しているジャスティス・ウィンズロウも復帰が期待されますが、健康第一で。
好調をキープできるよう来週も一生懸命応援します!
薬物問題
別の記事で少し触れたフェニックス・サンズのディアンドレ・エイトンに続き、アトランタ・ホークスのジョン・コリンズが禁止薬物の使用で25試合の出場停止を受けました。
チームトップのリバウンドと2位の得点を上げていた選手の離脱は痛いところ。
エイトンと同じくサプリメントに入ってたの知らなかったと主張しています。
嘘か誠かですが何とも切ない気分になりますね。
また真偽のほどはハッキリしていませんが、ヒートのディオン・ウェイターズも食用大麻の過剰摂取で倒れたとの情報が。
NBAは許可していないはずなのでこれはどういう処分が下されるのか。
そもそもヒートではチームの規律を乱して出場機会は与えられていなかったのでチームとしてそれほど影響はないですが…。
放出したくても受け取り手もいないですし困ったものです。
心を入れ替える日は来るのでしょうか。。
日本人選手の動向
八村塁
ここまでで8試合の出場で平均出場時間は28.5分。
13.6得点、6.1リバウンド、1.5アシスト、0.1ブロック、0.6スティール。
まずまずと言ったところではないでしょうか。
ルーキーの中では得点で5位、リバウンドで4位。
細かい情報はそれぞれ書いていますので「八村塁」カテゴリーの記事をご覧ください。
今週は無得点に終わる試合があったりもしましたが、怪我なく成長していってもらえたらと。
渡邊雄太
10日の試合で今季NBA初出場を果たしました。
その前のメンフィス・ハッスルの試合では35分以上プレーしていたのですが、限られたチャンスの中でしっかりプレイしていた印象です。
約2分の出場で2本のシュートをいずれも決めて4得点。
そのうち1本はディフェンスリバウンドを獲得してそのまま自分でボールを運び得点。
左利きの3&Dを期待されているはずなのですが、3Pが思ったより入らないなーと感じるので、今季はその辺り改善してまずは本契約を。
馬場雄大
Gリーグが開幕し、馬場のNBA挑戦も本格的にスタートすることとなりました。
9日の試合に35分以上出場した渡邊に比べ、まずは出場時間の獲得が目標になる馬場は約5分の出場。10日の試合は出番なしでした。
言語力がどれほどか分からないのですがまずは戦術の理解をして信頼を築くしか。
Bリーグからの挑戦という新しい道の先駆者として活躍を期待せずにはいられません。
怪我人が増えてきた
フィジカルコンタクトも多く、体への負担が大きいバスケットボール。
これまでも何人か怪我人が出ていましたが今週もまた残念なニュースがありました。
小さいところではベン・シモンズの右肩負傷。3試合ほど欠場することが濃厚となっています。
そして非常に残念なのはゴードン・ヘイワードの左手骨折…。
7日の試合でキャリアハイタイの39得点をあげて完全復活を印象づけていたのに。。
ここまで好調のボストン・セルティックスとしても大きな痛手。
これから手術するかどうか決めるとのこと。
ステフィン・カリーは3ヶ月かかると報道がありましたが、ヘイワードはもっと短くなるのでしょうか。続報を待ちましょう。
クリッパーズ罰金課される
カワイ・レナードの7日の欠場に対してNBAが「いや、怪我してないでしょ」として翌日8日に罰金を課しました。
ドック・リバースが休養だって言っちゃったからみたいですね。笑
それで5万ドルも罰金取られるんだから凄いですよ。
これはロードマネジメントだったりバックトゥバックの負担についての話にもつながってくるのですが、意見が分かれるところです。
出られるんなら出るべき、という人と、とはいえコンディションも大事でしょ、という人。
何とも言えないところです。
そんなドック・リバースですが、その日の試合で見事に通算900勝。前日休んだカワイも大活躍。
歴代13人目の偉大な記録。素晴らしい。
デイミアン・リラード60得点
9日のブルックリン・ネッツ戦でポートランド・ブレイザーズのデイミアン・リラードがキャリアハイとなる60得点をあげました。
試合自体は負けてしまったようです。
エースが60得点取っても負けてしまうのはきついですね。
ここまで3−6とチームも振るいません。
プレイオフを逃すようなことになると大事件になりそうです。
11.10時点の順位
イースタン・カンファレンス
1.ボストン・セルティックス:7−1
守備がいい。ヘイワードいなくなってどうなるか。
2.トロント・ラプターズ:6−2
カワイいなくなったのに。パスカル・シアカム頑張れ。
3.マイアミ・ヒート:6−3
我らのヒート。このまま頑張れ。
ウエスタン・カンファレンス
1.ロサンゼルス・レイカーズ:7−1
やっぱ強い。レブロン・ジェームズは凄い。
2.デンバー・ナゲッツ:6−2
ニコラ・ヨキッチとジャマール・マレー健在。
3.ヒューストン・ロケッツ:6−3
圧倒的攻撃力。髭のおじさんが止まらない。
11.10時点のスタッツ
得点
1.ジェームズ・ハーデン:37.1
2.デイミアン・リラード:33.3
3.カイリー・アービング:31.9
リバウンド
1.アンドレ・ドラモンド:18.0
2.ヤニス・アデトクンボ:14.1
3.ケビン・ラブ:14.1
アシスト
1.レブロン・ジェームズ:10.5
2.ルカ・ドンチッチ:9.1
3.マルコム・ブログドン:9.0
ブロック
1.ジョナサン・アイザック:3.1
3.クリスタプス・ポルジンギス:2.6
スティール
1.ベン・シモンズ:3.0
2.クリス・ダン:2.2
3.カワイ・レナード:2.1
+/-
1.ジェイソン・テイタム:12.3
2.ウィル・バートン:12.0
3.レブロン・ジェームズ:11.4
来週のNBA
好調のチームはそれをキープすることができるのか、特に怪我人が出てしまったセルティックスの動向は要チェックです。
そして我らのヒートも持ち前のディフェンスでレイカーズ戦の敗戦を払拭できるか。
目指せ3タテ。
Gリーグも開幕したことですし渡邊、馬場の活躍も気になるところです。
そして何と言っても八村。一皮も二皮もむけてほしい。
来週も目が離せません。