オリンピック初戦はスペインに敗れた日本。
強豪相手に検討しましたが力及ばず。
そして第2戦はルカ・ドンチッチ率いるスロベニア代表に挑みます。
ランキング的には日本の次に低いスロベニア。
しかし第1戦目ではドンチッチの大活躍もありアルゼンチンに勝利。
その実力を世界に見せつけました。
オリンピックでの勝利を目指す日本にとっては高い壁。
こういった高い壁を乗り越えていかないといけない訳ですね。。
試合は序盤からドンチッチがゲームをコントロール。
日本も渡邊をつけて何とかリズムに乗せないように対抗。
渡邊も役割を果たすべく奮闘します。
しかし、ドンチッチを苦しめるには至らず。
スロベニアは冷静にピックアンドロールなど使いながら渡邊をドンチッチから外してエドワーズだったりビッグマンとのマッチアップに持ち込みます。
こうなると前に出れば抜き去られ、下がれば外から打たれてと日本は常に不利なポゼッションを繰り返すことに。
しかも渡邊もドンチッチについていてペリメーター付近にいるとなるとゴール下のサイズ感がかなり厳しい状況に追い込まれてしまいます。
運よくシュートが落ちても日本はリバウンドの確保に苦戦。
トータルでは日本の33本より20本以上多い54本ものリバウンドをスロベニアに許してしまいます。
オフェンスリバウンドに至っては日本が9本でスロベニアは17本とほぼ倍。
これで勝ちを狙うのは厳しすぎる。
それでも日本はこの日34得点と奮起した八村を中心に、というか八村がほぼずっとコートに立ち続けてオフェンスを牽引します。
八村のこの日の出場時間は実に36分40秒。
放ったシュートは28本。
日本全体のシュート数が77本だったので3本に1本以上。
対するドンチッチが15本のシュートでスロベニア全体の20%以下だったことを考えると依存度の高さは伺いしれます。
その八村も試合後半はさすがに息切れ。
NBAの試合でこれくらいの時間プレーすることはあっても30本近くシュートを打つことはまずないので致し方ないかと。
渡邊も同じく36分以上のプレーをして時折さすがだと思わせるプレーもあったのですが、どちらかというと空回りしているプレーが目立ってしまった印象でした。
自分が中心になったときにどれだけ落ち着いてパフォーマンスを見せられるかもこれからNBAでプレーする上で重要になってきそうです。
決めてほしい2pのシュートがいくつもありましたし、フリースローの確率が低すぎる気がします。
エドワーズが怪我で終盤コートに立てなかったり、馬場が強気すぎるオフェンスでドンチッチから2度ほどキレイにブロックをされたり、力の差があるなと感じるシーンが40分間ずっと続いていきます。
実力差を40分間しっかりと点差につなげるスロベニアにジワジワと離せれても日本は何もできないし、させてもらえない。
ドンチッチは25分しかコートにいませんでしたが、それでも日本が流れを掴んでいるという時間がほぼなかった気がします。
そういう意味ではスペイン戦のときの方がルビオがいない時間はチャンスだ!と思えたのですが…。
個人的には贔屓目なしにしてもドラギッチ弟がかなり効いていたかと。
ドンチッチと同じく25分ほどの出場で24得点。
2pが8/10、3pが2/3と確率も高く取られなたくないところでしれっと点を取っていくスマートさはドラギッチを彷彿とさせるものがありました。
ターンオーバーもなくファールは2つだけ、逆に引き出したファールは4つ。
いい選手です。
スロベニアは他の選手もまとまりがあってドンチッチいないぞ、いけるぞ!と思わせてくれない強さがありました。
メダル候補ですね。
日本としては世界の壁の厚さを感じることになりました。
特に第4クォーターでの失速が響いて最終スコアは81-116。
35点差もつけられることに。
厳しい。
とはいえ、まだ1試合残っています。
相手はこちらも強豪国アルゼンチン。
ここまで2連敗できていることもあり、プライドをかけて試合に臨んでくるはずです。
日本はどう立ち向かっていくのか。
若い選手が多いだけあって、その伸びしろに期待です。
もし、勝つことができたら予算突破という可能性もゼロではありません。
どうやら予選3位のうち勝率の高い上位2チームが突破。
これはおそらく1勝2敗で並ぶようでそなると総得点で決まるようです。
得失点差かと思っていたのですが。
(※追記 やっぱり得失点差みたいです)
どうやらチェコが直接競う相手になりそうなのでアメリカがボコボコにしてくれるのを期待しましょう。
31日の試合が終わると具体的に突破の条件もわかってきます。
その状況で迎える1日の予選最終戦、見逃せないですね。
それでは。