20-21NBA_マイアミ・ヒート観戦記(2021.5.17#72)
シーズン最終戦
前の試合はバックスに敗れてしまったヒート。
バトラーを温存したということもあり仕方ない面も。
順位争いからは一歩交代となりました。
そして試合前、ニックスがセルティックスに勝利。
これでヒートは6位が確定することに。
それもあってレギュラーシーズン最後のピストンズ戦は主力をほぼ温存。
スタメンは、ビンセント、ヒーロ、ダンカン、ビエリツァ、アチウワ。
シーズン終盤ほとんどプレータイムを与えられなかった選手に出番が。
これはこれで見応えはありそうです。
それでは振り返っていきましょう。
対 デトロイト・ピストンズ戦
MIA 120-107 DET
Q1 32-13
Q2 37-34
Q3 26-24
Q4 25-36
FG% 56.0%
3P% 38.2%
FT% 65.0%
リバウンド 39
アシスト 32
ターンオーバー 12
7人ローテ、むしろ6.5人ローテで見事勝利。
日頃プレーを見られない選手たちの躍動を見ることができました。
試合は序盤からヒートが圧倒。
ようやく出番が与えられた選手たちがピストンズに襲いかかります。
特に序盤はビエリツァが積極的に得点を狙います。
このクォータークォーター11得点で外からも3/3。
他の若手に比べると実績があるだけにさすが。
ヒーロもボールを捌く場面が多く、これは少し将来を感じました。
今はバトラーやアデバヨ、ドラギッチが運ぶシーンが多いですがいつかヒートはこうなるのかなと。
ヒートの選手たちはディフェンスもタイト。
この辺りは日頃出番がないとはいえよく鍛えられています。
余裕の試合展開にベンチでは主力が楽しそうに観戦しているシーンも。
結局32得点を奪い、逆にピストンズをなんと13得点に抑えることに成功し19点リードで第1クォーターを終えます。
第2クォーターに入ると徐々にヒートのファールが増えるなど粗さが目立つように。
流石にピストンズも攻撃のリズムを掴み始めたことで第1クォーターほどの一方的な展開にはなりません。
それでもヒーロを起点に攻撃を展開。
ヒーロはこのクォーター得点こそ1に留まりましたがアシストは4でターンオーバーは0。
プレーの引き出しは順調に増えているようです。
特に第2クォーター9得点をしたアチウワとのコンビネーションは良く決まっていました。
シーズン開始前から練習をしていたようですし、将来に向けて頼もしい限りです。
単純にピストンズの守備が悪かったというのもあるかもしれませんが点差を縮められるには至らず。
リードを22点に広げて前半を終えます。
第3クォータに入っても基本的には危なげない展開。
シンプルなピックアンドロールもピストンズは止められず。
ビンセントが2つのターンオーバーと若干空回りしているようにも見えましたがそれでも外は2/3。
この辺り洗練されてくるとまた一つステップが上がってきそうですが。
ピストンズも外中心に何とか点差を詰めようとしてきます。
しかし3/14と確率は上がらず勢いはありません。
ヒートはダブルチームを積極的に仕掛ける場面も。
攻撃でもオクパラとアチウワの速攻はなかなかに迫力、勢いがありました。
潜在能力の高さが伺えます。
このクォーターも僅かですがリードを広げ24点差で最終クォーターに。
最終クォーターはダンカンとヒーロをベンチに。
もともとこの試合は7人でローテーション。
さらにダンカンは結局20分ほどにプレーを制限していたと考えるとなかなかです。
攻撃ではオクパラの外がこなかったり、アチウワがもったいないオフェンスファールをしたりと流石に終盤雑に。
長い時間で集中力をいきなり保つというのも難しいのでしょう。
ストゥールースもそんなに調子の良くないスリーを乱れ打ち。
カットしての得点は効率よく重ねていただけにショットセレクトの悪さが目立つ形に。
試合はターンオーバーも増えどんどん雑な雰囲気に。
そして残り時間が少なくなる中オクパラがなぜか速攻で相手選手に肘打ちを入れて退場。
せっかくのチャンスでなぜこういったプレーをしてしまうのか。
しょうがなくヒーロがコートへ。
するとそのヒーロが足を滑らせたところに相手選手が乗り捻るような形になってしまい顔を歪めるシーンが。
しばらく痛そうに足を引きずっていましたが大事なポストシーズンの前に何て無駄な怪我を。。
試合には難なく勝利しましたが違う意味でヒヤッとする試合でした。
個人のスタッツ含め詳細は以下URLにて。
2021-05-17 09:00 ヒート VS ピストンズ
https://nba.rakuten.co.jp/games/22001069
ピックアップ
プレシャス・アチウワ(41分)
23得点、10リバウンド、0アシスト、2スティール、1ブロック、フリースロー3/7(42.9%)、2ターンオーバー、3ファール、6
タイラー・ヒーロ(35分)
16得点、6リバウンド、11アシスト、0スティール、0ブロック、スリーポイント1/5(20.0%)、1ターンオーバー、3ファール、21
アチウワがダブルダブル。
得点についてはキャリアハイ。
普通にプレータイムがあればこれくらいはやれる能力はあるのでしょう。
来季が楽しみです。
そしてヒーロもダブルダブル。
アシスト11は良かったですねー。
相手が相手ということもありましたが余裕を持ってボールを捌けていた印象です。
開幕直後にスタメンガードとして出てた時もこれくらいできたら…。
来季は頭からこれくらいのプレーをしてほしいですね。
その他もビエリツァが外からよく決めて21得点
もしかしたらプレーオフでも外がめちゃくちゃ悪かったらワンポイントであるかもしれないですね。
オクパラも2スティール、2ブロックと守備では持ち前の良さが垣間見えましたがちょっとムラが大き過ぎますね。。
プレーオフへ
さて、これでレギュラーシーズンも終了。
今季は40勝32敗、6位でシーズンを終えることになりました。
開幕序盤つまずいたり、オラディポはじめ怪我人も出たことを考えるとプレーオフを確保できただけでも上手くやったなと。
ただ、6位フィニッシュということでプレーオフ初戦は3位のバックスと。
なかなか厳しいですねー。
そしてそこで勝って当たるのは2位と7位の勝者で恐らくネッツ。
さらにそこに勝てば順当にいくとシクサーズと。
上位3チームを倒していく必要があります。
冷静に考えるとかなり厳しいですし、あと一つ順位が上だったらとも思います。
しかしその反面ワクワクしている自分もいます。
この3チームに勝ってNBAファイナルなんて最高です。
今から楽しみでしょうがないです。
それでは、一緒にヒートを応援しましょう!
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