20-21NBA_マイアミ・ヒート観戦記(2021.4.29#63)
シーズンも佳境
前の試合はブルズにまさかの敗戦を喫したヒート。
けが人が出ているとはいえ厳しい。
シーズンも佳境の中取りこぼしは避けないと。
そんなヒートが次に戦うのはスパーズ。
少し前に完勝した相手とはいえ油断できません。
残り10試合のレギュラーシーズンを少しでもいい形で終えるためにも必勝です。
前戦欠場のナンとイグダラがこの試合は復帰。
スタートのガードが帰ってきたのは大きい。
ヒーロがまだ欠場、MRIを撮ったという話があるのは少し心配ですが。。
それでは振り返っていきましょう。
対 サンアントニオ・スパーズ戦
MIA 116-111 SAS
Q1 31-20
Q2 24-34
Q3 27-20
Q4 34-37
FG% 50.6%
3P% 36.0%
FT% 87.5%
リバウンド 48
アシスト 26
ターンオーバー 12
スパーズ相手に何とか逃げ切り。
前の試合のように完勝とはいえませんが大切な一勝です。
ヒートはダンカンもスタートということで体調は大丈夫そう。
最初のスリーも決めていましたし一安心です。
ナンもシュートタッチがよく得点を重ねていきます。
対するスパーズはヒートの固いディフェンスに外からシュートを放ちますが確率は上がらず。
守備ではバトラーのスティールやアリーザのテイクチャージなどプレッシャーを与え続け、攻撃でも同じくバトラーが積極的に攻めてペースをあげていくなどヒートはリードを広げていきます。
第2クォーターに入るとヒートはビンセントを投入。
ゾーンディフェンスを仕掛けていきますが第2クォーターではスパーズもそれなりの確率で外を決めてきます。
オフェンスではアデバヨがゴール近くでプレーできている時間帯が多かったのは好印象です。
立て続けにオフェンスファールの笛を吹かれてヒヤッとしましたが2つ目はチャレンジ成功で逆にフリースローを獲得。
アデバヨの3つ目になるところを相手センターのヤコブが3つ目となったのは大きかった。
このクォーターでアデバヨは8分プレーしてフィールドゴールが5/5。
この活躍が毎試合、毎クォーター見たいですね。
他の選手の確率が低かったのでもっと攻めても良かった気がします。
一気にヒートが突き放す展開かと期待したのですが、スパーズのオフェンスも好調に。
特にロニー・ウォーカーが良かった。
マイアミ大学出身の選手で昨季までは特徴的な髪型でお馴染みでしたが、その髪型も幼少期の精神的な苦痛に対処するためのものだったと告白。
今は乗り越えたということで髪型を変えプレー時間、スタッツもかなり伸ばしてきています。
ヒートの選手ではないですが今後応援したい選手の一人です。
いい選手だなーと余裕をかまして見ていると気づけばヒートは逆転を許していました。
デッドモンがゴール下で攻守に活躍したこともあり、ドラギッチのブザービータースリーで何とか1点リードを保ち後半に進みます。
後半に入るとナンが再び調子を戻してきます。
しかしゴール下での得点チャンスを活かしきれずにヒートはリードを広げることができません。
逆に再びリードを許してしまう展開に。
このクォーターはアデバヨが6分出て放ったシュートがわずかに1つで得点はなし。
この辺りの攻撃での継続性が出てくるといいのですが。。
ヒートも守備はよくスパーズがそれほど得点を伸ばせなかったのでリードはそれほど許さず。
さらにはデッドモンが出場するとヒートにエナジーを与えます。
オフェンスリバウンド、スクリーナーとして攻撃でも存在感たっぷり。
ヒートが逆転をする原動力になる活躍。
大きなランを決めてヒートはリードを8点に広げて最終クォーターへ。
第4クォーター立ち上がりスパーズは外からの攻勢で一気に点差を縮めてきます。
ヒートは開始2分も経たず早々にタイムアウト。
何とかスパーズの流れを止めます。
するとその日のNo.1プレーに選ばれたアデバヨのヤコブ越しダンクが炸裂するなどヒートも勢いが出てくるプレーが出てきます。
そこからは一進一退の攻防。
ヒートはバトラー、スパーズはデローザンと両エースを中心にオフェンス。
ディフェンスではお互いゾーンを仕掛け合うなど見応えのある時間が続きます。
終盤にはうまくファールをもらえず点差を縮められるシーンも。
それでもアデバヨがスリーポイントプレーを決めたり勝負どころで詰めさせきらずに何とか逃げ切り。
そのプレーにつながったアリーザのオフェンスリバウンドへの絡みが良かった。
アリーザにせよ、イグダラにせよ良いベテランがチームを支えています。
個人のスタッツ含め詳細は以下URLにて。
2021-04-29 09:00 スパーズ VS ヒート
https://nba.rakuten.co.jp/games/22000938
ピックアップ
バム・アデバヨ(32分)
21得点、11リバウンド、2アシスト、1スティール、0ブロック、フリースロー7/8(87.5%)、2ターンオーバー、4ファール、-6
ドウェイン・デッドモン(15分)
18得点、9リバウンド、0アシスト、0スティール、1ブロック、フリースロー4/5(80.0%)、2ターンオーバー、4ファール、+11
アデバヨはこの試合も20得点超え。
上でも書いた第3クォーターでのパフォーマンスでしたり、第1クォーターもフリースローの2得点だけなどまだまだ物足りない面も。
試合を通して相手のリングに脅威を与え続けられる存在になってほしい。
そうなるとまたアシストだったり周りを活かすプレーもやりやすくなってくるはずです。
そしてデッドモン。
15分の出場でこの活躍、ヒートにどれだけマッチしてるんだと。笑
プレーでの存在感でもそうですが、プレー後のリアクションなどでもエナジーがバシバシと伝わってきます。
気の早いファンは21番を永久欠番にというようなコラ画像を作っている人も。笑
言いたいことは分かるくらい心を鷲掴みにしてきてます。
この日はドラギッチがベンチから出場で18得点、7アシストと重要な役割を果たしました。
ディフェンスのときはワンオンワンを仕掛けられると厳しい場面もあるように感じましたが、それでも攻撃ではまだまだ活躍が見られます。
個人的にはアデバヨとよりデッドモンとプレーしているときの方が攻守で合っているような印象。
スタートよりはベンチから試合をコントロールしてくれた方がいいのかなと思いました。
あと9試合
スパーズに何とか勝利したヒート。
シーズンも残り9試合。
まだまだ何が起こるか分かりませんね。
次の試合も日本時間5/2のキャブス戦ということで勝たないといけない相手です。
連敗中な上ケビン・ラブの波紋を呼んでいるインバウンドプレーもあってチームの空気感は悪そうですし、絶対負けられない。
勝ち続けて上のチームが落ちてくるのを待つしかないです。
そして何と言っても怪我ですね。
ベテランも多く、もし誰か欠けるとなるとかなりの痛手となります。
調整は難しいですがやるしかないです。。
それでは、一緒にヒートを応援しましょう!
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