本物
前の試合も劇的な勝利をおさめ2連勝したマイアミ・ヒート。
レギュラーシーズンでイースタン・カンファレンスを独走した相手に見事な戦いぶり。
この強さは本物です。
初戦はジミー・バトラーのクラッチタイムショーがありましたが2戦目はチーム全体で満遍なく得点。
ヒートが今シーズン続けてきた全員バスケの真骨頂を見せました。
3戦目はどんな展開を見せるのか。
どちらにせよヒートの強固なディフェンスがそう簡単に敗れるのは想像しづらいです。
対するミルウォーキー・バックスは3連敗すると突破がほぼ絶望的になります。
バックスも選手層は厚いですが結局はヤニス・アデトクンボ次第感は否めません。
相当な気合いで望んでくるはず。
空回りしてくれるとラッキーなのですが。
それでは振り返っていきましょう。
対 ミルウォーキー・バックス戦
MIA 115-100 MIL
Q1 29-30
Q2 21-27
Q3 25-30
Q4 40-13
FG% 44.9%
3P% 38.3%
FT% 79.4%
アシスト 27
リバウンド 49
スティール 3
ブロック 6
ターンオーバー 11
貫禄の3連勝!
試合運びに余裕すら感じられる内容でした。
第3クォーター終了時点で12点ビハインド。
しかし特にスタメンのプレータイムを引き延ばす訳でもなく、バタバタするわけでもなく、淡々とローテーションを回します。
そして第4クォーター、ディフェンスの強度を更に上げて一気に巻き返し。
第4クォーターだけで27点差をつけての見事な逆転勝ちを決めました。
バックスはその第4クォーターわずか13得点。
終盤放った3Pはことごとく決まらず。
試合を通しても11/37でわずか29.7%の成功率。
特にヤニスはなぜか3Pに固執していましたが0/7。
自身の得点も21得点に留まり試合後の表情も暗くなっていました。
個人のスタッツは以下の通り。
活躍!
ジミー・バトラー(34分)
30得点、FG7/13(53.8%)、7リバウンド、6アシスト、1スティール、0ブロック、2ターンオーバー
バム・アデバヨ(35分)
20得点、FG7/8(87.5%)、16リバウンド、3アシスト、0スティール、2ブロック、2ターンオーバー
ジェイ・クラウダー(34分)
17得点、FG5/11(45.5%)、4リバウンド、5アシスト、0スティール、0ブロック、0ターンオーバー
普通
ゴラン・ドラギッチ(35分)
15得点、FG6/15(40.0%)、5リバウンド、3アシスト、3ポイント3/7(42.9%)、2スティール、1ターンオーバー
タイラー・ヒロ(31分)
13得点、FG3/11(27.3%)、8リバウンド、3アシスト、3ポイント2/6(33.3%)、2ターンオーバー
デリック・ジョーンズJr.(6分)
6得点、FG2/2(100.0%)、0リバウンド、0アシスト、0スティール、1ブロック、0ターンオーバー
アンドレ・イグダラ(11分)
6得点、FG2/2(100.0%)、3リバウンド、3アシスト、0スティール、0ブロック、0ターンオーバー
イマイチ
ダンカン・ロビンソン(30分)
6得点、FG2/8(25.0%)、4リバウンド、2アシスト、3ポイント2/8(25.0%)、2ターンオーバー
マイヤーズ・レナード(8分)
0得点、FG0/2(0.0%)、0リバウンド、2アシスト、0ブロック、0ターンオーバー
ケンドリック・ナン(11分)
2得点、FG1/6(16.7%)、2リバウンド、0アシスト、3ポイント0/4(0.0%)、2ターンオーバー
この試合は2人のオールスター、バトラーとアデバヨがさすがの存在感を見せました。
頼りになります。
バトラーはフィールドゴールの成功こそ7本ですが、フリースローを14本成功。
特に勝負どころで相手がディフェンスの強度を高めると裏をかくようにファールを誘い出していました。
アデバヨは攻守に渡りペイント内で存在感を発揮。
シュートの確率は高く、フリースローもしっかり決め、リバンドも取る。
数字に現れない献身的な動きも試合中継続的に見せていました。
試合後のコメントでも相手にとらわれず、チームの勝利のため何ができるかに集中していると。
かっこよすぎる。
どうしても気になるのはダンカン・ロビンソン。
まだリズムを掴めてないですかねー。
このシリーズでは1/4、3/8、2/8と合計6/20で30%。
爆発が待ち遠しいです。
決定的
さて、3連勝をしたヒート。
これでシリーズ突破を決定的に。
ヤニスのコンディション、バックスのメンタル次第では第4戦で大差をつけてのスイープも考えられます。
ヒートのプレーに心が折れているようにも見えましたし、3-0になったことでヒートに慢心が生まれるとも思えません。
次の試合は日本時間で9/7の朝4時30分から。
何とかライブ観戦できそうな時間ですかね…。
それでは、一緒にヒートを応援しましょう!