マイアミ・ヒート観戦記(2019.12.28#31、2019.12.29#32)
休暇明けの大事な連戦
休暇明けは連戦からスタートです。
初戦は何気に強いインディアナ・ペイサーズと。
ペイサーズはエースのビクター・オラディポが怪我で不在にも関わらず固いディフェンスで上位に食い込んでいます。
クリスマスゲームではミルウォーキー・バックスに対して勝利を上げました。
ヤニス・アデトクンボをジョエル・エンビードとアル・ホーフォードが止めての勝利。
勢いづかせる訳にはいきません。
年内最後の山場で苦しい連戦です。
しかし、幸運にもホームでの試合。
声援を味方に連勝したい。
それでは振り返っていきたいと思います。
対 インディアナ・ペイサーズ戦
MIA 112-113 IND
接戦を制して見事に勝利!
追いつ、追われつのシーソーゲーム。
最後は粘りのオフェンスリバウンドからゴラン・ドラギッチが見事な逆転シュート。
ペイサーズのラストオフェンスも守りきり勝利を手にしました。
この試合のペイサーズはとても集中していたように感じます。
ターンオーバーはわずかに4つ。
ディフェンスも粘っていました。
しかし、ヒートの全員リバウンドを頑張る姿勢に対し、リバウンドが取れず。
ヒートが56個に対してペイサーズは34個。
ディフェンス、オフェンスともに10個以上ヒートは多く取りました。
何度も言いますが、リバウンドが取れたら勝てる。
バム・アデバヨは18得点、15リバウンド、6アシストでダブルダブルの活躍。
ジミー・バトラーも20得点、9リバウンド、6アシストともう少しでダブルダブル。
あまりシュートは入りませんでしたがフリースローで上手く稼ぎました。
その他にもダンカン・ロビンソンが18得点、ケンドリック・ナンが17得点と15得点以上が4人。
まんべんなく得点できてますねー。
ペイサーズはアーロン・ホリデーが17得点でチームハイ。
リバウンドはドマンタス・サボニスの7個が最多。
サボニスは平均で13以上取っているので物足りない。
ちょっと厳しいかなというのがスタッツにも表れています。
対 フィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦
MIA 116-117 PHI
オーバータイムの末にヒートが見事に勝利!
2試合連続で1点差の試合をものにしました。
ラストはもうハラハラです。
第4クォーター追い込まれたところで、バトラーがスティール。
それをタイラー・ヒロが3Pで決めてヒートが逆転。
その後ラスト1秒で2点差。
ジョッシュ・リチャードソンにフリースローを与えてしまいます。
しかし、リチャードソンが1本目を外してくれ会場は大盛りあがり!
これはもらったかと思いつつ見守る2本目、リチャードソンはもちろん外しにいきます。
そのリバウンドはまさかのベン・シモンズの手に。
そのまま押し込んでまさかの同点。。
リングに当たっていなかったかのような気がしましたが、リプレイでは確かにかすっていました…。
でもシモンズはそもそもフリースロー打つ前に3Pライン踏んでたからバイオレーションだと思うんですがね。
まぁそこはオーバタイムに強いヒート。
最後バトラーがフリースロー落としたときは嫌な予感が…。
トバイアス・ハリスがコーナーから3Pを打ったときには入ったかと…。
思いましたが、リングを叩いて決まらず。
本当に良かった。
いやー、熱戦でした。
この試合はエンビードがゴール下に君臨。
チーム全体でもヒートは43個のリバウンドでシクサーズの47に及ばず。
リバウンド取れないと苦しくなりますね。
エンビードはこの試合36分の出場で35得点、11リバウンドの活躍。
もともとプレータイムはコントロールされていて、シクサーズもバック・トゥ・バックの2試合目なので出場時間が短かったので助かった。
対峙したアデバヨは11得点、3リバウンドと苦しい時間が多かったです。
オーバタイムの終盤ではゴール下で大事な得点を決めましたがそれもエンビードが5ファールで積極的なディフェンスができなかった状況だったからこそかと。
苦しい試合展開でやはり頼りになったのはジミー・バトラー。
25得点、9リバウンド、9アシスト、2スティール、1リバウンドの活躍。
そしてドラギッチもベンチからのプレーで19得点、7アシスト。
やっぱり存在感がありますね。
他にも逆転3Pを決めたヒロもですし、3P4本を含むフィールドゴール100%だったロビンソン、今日もド派手なアリウープで勢いづけたデリック・ジョーンズJr.などそれぞれの選手が個性を発揮していました。
久しぶりにリアルタイムで観戦したのですが、良い試合で最高でした。
ナイスゲーム、そして
厳しい連戦を見事に2連勝で乗り切ったヒート。
両方とも1点差の試合をものにしたのも大きい。
この勢いのまま年内は連勝を続けてほしいところです。
次の試合は大晦日にワシントン・ウィザーズと。
ウィザーズは怪我人が続出しています。
八村塁も年明けの復帰となり、ブラッドリー・ビールも遂に欠場してしまいました。
そうなってくるともう負ける要素がない。
まぁ勝ってくれることでしょう。
そしてここで触れておきたいニュースが。
何度か記事でも触れている2wayプレイヤーのクリス・シルヴァ。
彼が3年ぶりに母親と再会して号泣する映像が公開されました。
A family surprise brings Chris Silva to tears
NBAアフリカでピックされてアメリカにやってきてから会っていなかったみたいです。
特に最近はプレータイムが限られていてこの2試合でも出場する機会はありませんでした。
しかし、出場したときには献身的なプレーでチームを支えています。
Gリーグでしっかりプレータイムを確保した方がいいという意見があるのも確かです。
しかしチームに帯同している分だけ本契約が近づくというのも事実。
これを励みにまた選手として一回り大きくなってほしいところです。
このサプライズはNBA自体が絡んでいるようですが、ヒートの協力あってのこと。
このシーンの雰囲気といい改めて良いチームだなと。
ファンとしても嬉しい限りです!